[イタリア篇] ベネチアに行ってきた。（５）

ベネチアで最も有名どころか、ナポレオン・ボナパルトが「世界一美しい広場」と讃えたという逸話も残るほど世界的に有名な、サン・マルコ広場に到着。

ベネチアを象徴する空間ではありますが、セルカ棒や鳩の餌の売人はうろついているし、日本人の観光客はやたら多いしで、いまいちワクワクしない感じではあるのですが、やっぱり様々な特徴ある建築物が隣接している様子は圧巻ですね。

サン・マルコ寺院。サン・マルコ広場の東側に隣接している大聖堂です。ここのライオン像に子供が乗ったので写真を撮っていたら、いつの間にか後ろには、ライオン像に乗って撮影する人たちの大行列が。

サン・マルコ広場に来た最大の理由は、以前からいつかは行きたいと思っていた、現存する中では世界最古と言われる喫茶店、カフェ・フローリアン。サン・マルコ広場の南側の回廊にあり、創業は1720年なんだとか。これまでにもゲーテやディケンズなど数多くの文化人が訪問したことで知られています。ゆったりとした時間の流れる空間です。こういう雰囲気が好き。

カフェ・フローリアンで軽めにランチ食べたりお茶したり、まったりしてました。この小さなピザがとにかく美味しかった。ちなみにカフェ・フローリアンは、今は一般的になっているカフェ・ラテの発祥の店と言われており、コーヒー好きの聖地でもあります。

お菓子も美味しそう。

サン・マルコ広場の鐘楼。９世紀に建てられてから形を変えながら、ベネチアの歴史を見続けてきた鐘楼ですが、やっぱりカメラは縦向きにしないと全容を写真に収めるのは難しいですねえ。ちなみに、似たような形をした尖塔や時計台が世界中に多いですが、それらのほとんどがこのベネチアの鐘楼の形を踏襲してるんだそうです。