[北九州篇] 門司城址に行ってきた。


福岡県北九州市にある門司城址に行ってきました。
北九州市門司区は私の生まれ故郷で、門司城址も何度も遠足で来たほど実家に近いのですが、
上京してからは一度も行ってなくて、久しぶりに行ってきました。


古城山の山頂にある門司城址に行くには、山頂付近にある駐車場から行けるのですが、

現在はバスなどがないため、自家用車やタクシーなどで行くことをお勧めします。
駐車場から門司城址へ続く山道があるので、5分ほど歩いていきます。


古城山山頂に到着。「史跡門司城跡」の石碑が建っていますね。

関門海峡に突き出た門司城は、西国の海上交通を押さえる要衝とあって、
かつてより勢力争いの場となってきた激戦地です。
特に1560年前後の毛利元就と大友宗麟が激突した「門司城の戦い」は
数万人の死者を出すほど熾烈を極めた戦だったそうです。

城址には、砲台跡が残されています。
明治時代に列強からの侵攻を守るために関門海峡両岸に築かれた「下関要塞」の一部です。


下関要塞の建造のために石垣などの遺構は撤去されているのですが、

土塁や郭などは形が残されていて、門司城の強固な防衛力を思い浮かべることができます。

砲台跡に登って石碑側を写真に収めれば、関門海峡に架かる関門橋の姿が写ります。
眼下に関門海峡が望め、個人的にとても大好きな眺望です。


城址までの登山道には、下関要塞の際に用いられていた弾薬庫跡などの遺構が残っています。

もちろん立入禁止なのですが、幼い頃はよくロウソクとか持って入っていってなあ…。


山頂から少し道路を下ったところにある、源平壇ノ浦合戦壁画。

この壁画の全容を見ることができる展望台も向かいに設置されています。
源義経や建礼門院などの「平家物語」の登場人物を探すのも一興。
また、ここからの関門橋の風景は絶景で、
NHKのカメラも設置されており、地元のNHKの放送の時はよく映像が使用されています。


久しぶりに実家に帰ったら、両親が「しし鍋」で出迎えてくれました。

猪の鍋ですね。いわゆる牡丹肉の鍋なのですが、
地元では「ぼたん鍋」と呼ぶより「しし鍋」と呼ぶ方が一般的だったと思います。
美味しかった!

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