北九州市門司区の、和布刈神社に行ってきました。
「めかり神社」と読むんですけど、お正月の早朝に神職が目の前の海峡に入って
ワカメを刈って奉納する神事が有名で、そこから「めかり」の名があります。
和布刈神社の拝殿。
私は地元なので飽きるほど見ている近所のフツーの神社だったりするのですが、
創建は1800年以上前という由緒ある神社であり、
「九州最北端の神社」としても非常に観光的価値のある、お勧めスポットです。
ちなみに松本清張の『点と線』の続編である『時間の習俗』という推理小説は、
この和布刈神社の正月の和布刈神事がアリバイ工作の鍵になっています。
和布刈神社の拝殿前の海中灯籠は、まさに関門海峡のシンボル。
どんな人がどのように撮っても、画になるんですよねえ…。
今回は、航行する船を背景に西陽に映る石灯籠。
私も学校の写生大会がある時にはよくこの灯籠を描いていました。
和布刈神社近くを、本州へと架かる関門橋が通っているため、
このように海中灯籠と関門橋を一緒に撮るのが、お決まりのアングル。
関門橋の真下は和布刈神社の駐車場になっているので、
駐車場からはこんな写真が撮れたり。
和布刈神社から歩いて10分ほどの場所にある、甲宗八幡神社にも行ってきました。
自動車用の関門トンネルの入口近くで、筆立山の麓にあります。
この神社もまた、個人的には地元のフツーの神社さんだと思っていたのですが、
神宮皇后が着用した兜をご神体とする、1100年以上前に創建された由緒ある神社です。
甲宗八幡神社の名の「甲」というのは、ご神体の兜を表わすんですね。
甲宗八幡神社の本殿。この日は自家用車のお祓いが行われていました。
壇ノ浦の戦いで平家追討にやってきた源範頼と源義経の兄弟が立ち寄ったり、
九州へ逃亡してきた足利尊氏が上洛前に必勝祈願をして室町幕府を築けたり、
毛利元就が九州遠征の際に寄進を行なったりと、
様々な歴史上の偉人たちも関わっている神社だったりします。
壇ノ浦の戦いで壮絶に散った平知盛の墓と言われる石柱もありますよ。
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