[大分篇] 臼杵城に行ってきた。



大分県臼杵市にある臼杵城址に行ってきましたよ。

臼杵城は豊後国の戦国大名・大友宗麟(大友義鎮)によって築かれた城で、
かつて大分市にあった府内城の拠点を、南下してここに移しました。
現在は埋め立てられて分かりませんが、昔はこの城は丹生島という一つの島であり、
この橋のある部分が砂州で、ここだけが唯一の島への入口だったようです。

大手門から登りきったところにある大門。
右に見えているのが、井楼門。
かっこいいですねー。


城下に学校や住居が建ち並んでいますが、戦国時代はこの辺りも全て臼杵湾で、

この丹生島はまさに臼杵湾に浮かぶ天然の要塞だったと言えます。
現在では城域は整備されて公園になっており、運動場などもあります。


臼杵護国神社の横にある、大友宗麟を描いた石碑。

そしてその右には、大友宗麟が南蛮国から入手した先鋭の大砲「国崩し」のレプリカが。
大友宗麟は薩摩の島津義久の大軍にこの城に追い詰められた時、
一国をも崩すこの新兵器「国崩し」で、島津軍を城に寄せ付けることなく耐え抜いています。
島津の九州制覇の夢は、この臼杵の地にて敗れたとも言えます。


天守台跡。今は真四角の広場になってます。

大友氏はやがて改易されますが、江戸時代になって丹生島城は臼杵城と名を改め、
臼杵藩主として、美濃の豪傑・稲葉一徹の子、稲葉貞通が入封してきます。
そして明治維新まで、稲葉氏が藩主の座をずっと継ぎました。


臼杵城下の名店、山田屋で食事をしました。

ふぐ料理の店として大分県内屈指の知名度を誇る料亭で、
東京西麻布の系列店もミシュランで二つ星を獲得するなど、全国的にも有名です。
ふぐさし、ふぐの唐揚げ、ふぐちり、ふぐ雑炊と、たっぷり堪能してきました。
美味しかったー!

山田屋の素敵な庭園も見せて頂きました。
子どもはやっぱり、鯉が好きですよね…。うちの子は鯉ばかりジッと見入ってました。
そう言えば、この山田屋は、
globeのボーカルで小室哲哉さんと結婚されたkeikoさんのご実家としても知られています。


今回は大分県内を、大分空港からレンタカーで移動していたのですが、

臼杵市から大分市に向かい、大分駅前で乗り捨て返却して、
JR大分駅から実家の福岡県北九州市に帰省することにしました。
子どもが「あおいしんかんせん!」と呼ぶこれは、新幹線ではなくて特急のソニック。
ソニックで大分駅から小倉駅まで、だいたい1時間20分程度。
大分県、とっても楽しかったです!
まだ行き足りていない場所がいろいろあるので、また行きたいな。

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