北京の頤和園に行ってきた。(1)



世界遺産にも認定されている北京郊外の離宮「頤和園」(いわえん)に行ってきましたよ。地下鉄4号線の西苑駅から来て東宮門から入り昆明湖側から行くのが一般的だそうですが、私はあえて4号線北宮門駅で降りて北宮門から入ることに。北宮門を入るとすぐ、蘇州街という水辺の集落が現れます。入場料が要りますが、60元ほどの通し券だといろんなところに入れます。


蘇州街とは水の都・蘇州の街を再現した区域で、水辺にいろんな商店が並んでいます。でもそれらを結ぶ通路はご覧のとおり狭い水際の路地。落ちないように注意すべし。日本だったら危険だからと安全面重視でこういう観光地は絶対に作られそうにないので、なかなかに気持ちがいいです。


蘇州街を抜けると、次第に赤色の建物が前方の階段上に見えてきました。ここから、ありえないほどの階段を登ることになるとは全く予想もせず…。


でけー!万寿山を丸ごと寺にしてしまったかのような、智慧海と呼ばれる建物群が現れます。中華文化というよりチベット建築のような感じの赤い要塞みたい。手前側の台形は左右が階段になっていて、ここからかなり大変な階段が続きます。


沖縄の首里城のような赤さですね…。建物の中も階段が迷路のように走っています。この日は最高気温が30度近くあって暑かったので、ところどころにアイスクリームを売っている人たちも。多分無許可販売だろうけど。どんどん登ってきます。


さらに続く階段。城壁から絶壁のような感じになってきましたね…。そして建物も次第にチベット風になっていきます。ほんと、北京であることを忘れてしまうような感覚です。


振り返ると、智慧海の建物群を通して北宮門方面が見下ろせます。絶景なり。この日は天気も良くて、とても遠くまで見えました。そして万寿山の山頂付近に来ると、今度は北の斜面から南の斜面へと移ることになるのですが、そこで見えたものは…。


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