北京の頤和園に行ってきた。(2)



北京の頤和園、北宮門から登ってみると、眼下に広がってくるのは昆明湖の景色。何とも美しいー。頤和園は清代最盛期を築いた乾隆帝により造営されたものの、アヘン戦争の時に英仏軍に破壊され、その後に西太后が再建したという、清国の歴史を物語る一大離宮。清代当時の様子が目に浮かぶようです。


万寿山の山上にまるで天を衝くかのように建つ、頤和園第一のシンボル「仏香閣」。八角形の姿が見事な塔です。天気が良かったので、空との調和が美しかったです。


そして仏香閣から南の昆明湖を見下ろした景色。手前側の拝雲殿の赤い屋根と、昆明湖の蒼い水面とのコントラストが、見事な絶景を創り出しています。しばらく時間を忘れて景色を見入ってしまいました。


仏香閣の東側に建っている建築物の数々。一部修復中。でもこれを見ると、仏香閣などがいかに急斜面の上に作られているかがよく分かります。


昆明湖のほうへと降りていきますよ。一般的には南側から登ってきますから、皆さん私とは逆にここをヒィヒィ言いながら登っていました。すごく勾配がきつい階段が連続しているのです。


山麓の拝雲殿から見た仏香閣。ここから見ると、拝雲殿の屋根の上にくっついているように見えて、そんなに遠くにある建物のようには見えないんですけど、こちらから登る人はここから大変な階段が続くことになろうとは思わないだろうな…。でもこのように、上から見ても下から見ても、また南側から登っても北側から登っても、とても美しい景色が見られるのが世界遺産・頤和園の素晴らしいところ。


通常は地下鉄4号線西苑駅から歩いてきて、こちらのターミナルから頤和園に入るのが一般的みたいです。確かにこちらのほうが、仏香閣に次第に近づいていくワクワク感はあるのかもしれません。それにしても、良い天気に恵まれたということもありますが、頤和園の絶景はとっても感動しました。

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