[大分篇] 岡城に行ってきた。


普段は城跡より天守閣のほうが好きな私が、城跡の中でも最高に好きな岡城址に行ってきました。
近年は兵庫県の竹田城が「天空の城」と呼ばれて注目を集め観光客が激増していますが、
個人的には大分県竹田市にあるこの岡城のほうが規模といい歴史といい圧倒的に好きです。
日本百名城にも選ばれている、お城ファンからも人気の高い岡城。
その中でも個人的に一番好きなのは、この岡城入口から大手門方向へ見上げたアングル。


大手門跡は、まるで西洋の砦のような完璧なデザインのまま石垣が残っています。
かっこよすぎる。


西の丸御殿跡。

ただの砦の機能しかない山城が多い中、岡城は御殿まで山頂に備えている
ものすごく規模の大きい名城です。


特にカッコいいのが、西中仕切から見る石垣のこの曲線美。

薩摩の島津氏が大軍で押し寄せた時、わずか18歳の城主・志賀親次がその猛攻を耐え抜きましたが、
この石垣を見れば分かるように岡城は難攻不落の鉄壁の守備力を誇る城だったのです。


さらに向こう側にも、石垣の要塞が見えますよね。

兵庫県の竹田城と違うのは、城跡がC字型の大きな面積を誇っているところ。
これだけの規模の石垣が残っている山城の城跡は、日本でもなかなかないですよ。
その壮大な姿から、岡城は「臥牛城」という異称もあります。


幼少期をこの竹田で過ごした作曲家・滝廉太郎の銅像。

滝廉太郎が作曲した名曲「荒城の月」は、まさにこの岡城址をイメージして作られたと言われ、
「荒城の月」を聴くたびに岡城の姿を思い浮かべてしまいます。
といって、麓の土産物屋は延々「荒城の月」をスピーカーで流すのやめてほしい。うるさい。

岡城本丸跡に建つ、天満社。


本丸から下を見ると、川沿いを走る国道502号線を見ることができます。

柵も何もないので、落ちたら即死です。足元には十分に注意しましょう。
ちなみに今回は冬の登城でしたが、実は以前から岡城に来る機会がいつも冬なんですよね…。
岡城といえば桜の季節と紅葉の季節。日本さくら名所100選にも選ばれています。
そんな良いシーズンにも来てみたいと思います。
やっぱり、岡城いいなあ。素晴らしい。

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