市庁舎前にあり、アントワープで最もにぎわうマルクト広場から、
ノートルダム大聖堂の方向を見る。大聖堂の大きさが改めて分かりますね。
マルクト広場。左手に見える国旗がたくさん掲げられた建物がアントワープ市庁舎です。
広場中央には、切り取った手首を掲げてそこから水を出しているブラボー像が。
かつてスヘルデ川の通行権を牛耳り、従わない者の手首を切り取っては川に捨てていたという
巨人ドルオン・アンティゴーンを、ローマの戦士ブラボーが退治して手首を切り落として捨てたので、
アントワープの名はそのant(手)+投げ捨てる(werpen)から来ている、という伝説があります。
マルクト広場をミニトレインが走ります。
ベルギー名物といっていいフリットをここでも食べました。要するにフライドポテト。
ベルギーでは必ずと言っていいほどマヨネーズがかかっています。
日本のファストフードやファミレスではケチャップが付いてくることが多いですが、
なんだか食べているうちにマヨネーズのほうが合っているのではないかと思うようになりました。
マルクト広場では、バンドが演奏をしていたり、ビールの立ち飲みをしていたりと、
いろんな人が集まってワイワイと楽しそうにしています。
明るい人が多くて、写真を撮ろうとすると勝手に入ってくる奴もいっぱいいます。
ところが、マルクト広場から一本路地に入ると、この静寂さ。
ゆっくりと食事やお茶を味わいたい人は、こういうところにある店のほうがいいのかも。
でも、人がいてもいなくても絵になるのがアントワープの美しさです。
マルクト広場から2分ほど歩くといきなりそびえる、肉屋のギルドハウス。
ギルドというのは中世の商人や職人たち商工業者たちが結託した組合のこと。
今で言えばアントワープ精肉事業者協同組合本部、みたいなところ。
これを見ると、当時の精肉業というのがいかに大きな繁栄ぶりだったかが分かります。
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