「歴史発想源/信義の経国・室町幕政篇 〜細川頼之の章〜」、kindle版が登場!


歴史上の偉業から現代ビジネスの経営やマーケティングのヒントを学ぶ『ビジネス発想源 Special』の連載コンテンツ「歴史発想源」。その電子書籍版の新作が、amazonのKindleストアにて取扱開始となりました。

今回のタイトルは、『歴史発想源/信義の経国・室町幕政篇 〜細川頼之の章』です。

今回の主人公は室町幕府の管領(かんれい)であった、細川頼之(ほそかわ よりゆき)です。室町幕府の基礎は3代将軍・足利義満が固めたと小中学校の歴史の教科書では習いますが、実際のところはその大半は、幼き頃の足利義満の後見人を務めた細川頼之の手腕とも言えます。

足利幕府が開府するも全国が南北二派に分かれて戦乱の続く世の中だった南北朝時代。中国管領・四国管領として曲者揃いの西日本の大名たちを抑え、足利義満の後見人となるや幕政改革を成し遂げ南北朝統一の道筋を作りました。

幕府を京都室町に移したのも、花の御所を作ったのも、細川頼之の巧妙なブランディング戦略の一環でした。足利将軍家が全国を束ねる頭領としていかに権威を持つか。細川頼之の偉業を見ると、長期経営のために必要なブランディング、さらにはトップとナンバー2の理想の関係性が分かるでしょう。

実をいうと、これまでの「歴史発想源」の各章の中でも、「室町幕政篇」は筆者の私が5本の指に入るほどお気に入りの章です。国の行政を行う政治家としても経営力は超一級、軍を率いて戦う武将としても戦略眼は超一流って、とても凄い。書いていて、本当に楽しかった章です。電子書籍版が出て、本当に嬉しいー。

経営改革や人材育成などのヒントがてんこ盛りの内容です。ぜひ読んでみてくださいね。


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