「国境防衛都市エルヴァスとその要塞群」としてユネスコの世界遺産に登録されている、スペインとの国境にほど近いポルトガルの都市エルヴァス(Elvas)。その北端の城塞部分(Castelo)の最頂部にあたる砦から見ると、城壁の上も通路になっていることがよく分かります。
エルヴァス城の南側は展望台広場になっています。
展望台広場から南側を見た様子。写真ではちょっと分かりづらいですが、街の向こうの小高い場所に深みどり色の地帯があるのが見えるでしょうか。あそこは、世界遺産の構成要素の一つであるサンタ・ルジア要塞(Fort of Santa Luzia)です。あとで車で寄る予定。
エルヴァスの街中の路地を歩き回ってみます。白と黄色の壁が特徴的なエルヴァスの街は、昨日行ったマルヴァオンに比べるとちょっと規模が大きい城塞都市。ただそんなに見所がたくさんあるわけでもないので、1時間半か2時間ぐらいあればかなり隅々まで歩き回ることができるかと。
エルヴァス全体が近代西洋式の城塞なので、星型に突き出た曲輪部分が多いのですが、南側の一つは軍事博物館のような施設になっています。戦車などが展示されてありますね。
エルヴァスの城塞の外側。すごく機能的な図形。
街の中には写真博物館(Museu Municipal da Fotografia João Carpinteiro)や現代美術館などの施設もあります。これは写真博物館の前に置かれてあるオブジェの穴を覗き込んでみたようす。
街の中心であるノッサ・セニョーラ・ダ・アスンサオン教会を眺めながら、レプブリカ広場(Praca da Republica)に面したお店でランチ。欧米の中央広場や観光通りに面したところにある路面店はハズレが多いという法則があるのですが、まあここもこれまでの店に比べると、それほどの味でもなかった。エルヴァスは食の街でもあるので、ちょっと残念。
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