エルヴァス(Elvas)市街地から出発しようとすると、アモレイラの水道橋(Amoreira Aqueduct)が見えてきます。全長約7.5kmという、現存する水道橋ではイベリア半島最長とされる水道橋で、今でも現役で使われています。ちなみにすっかり写真を撮り忘れましたが、上の写真では2段重ねになっていますが、この坂を降りて行って最深部では4段重ねのすごい威容になります。
さて、ちょっと南へと進んでエルヴァスの街に対する小高い丘にやってきましたよ。ここは……。
世界遺産「国境防衛都市エルヴァスとその要塞群」の構成要素の一つでもある、サンタ・ルジア要塞(Fort of Santa Luzia)。先ほどエルヴァス城から遠く見えていた場所ですね。それにしても、エルヴァスのロゴマークは水道橋や要塞の形でカッコイイな。
サンタ・ルジア要塞に入ってみることにしましょう。1640年代に建設されたこの要塞、通路と空堀とがなかなか複雑に入り組んでいます。あの黄色い箱型の建物までたどり着けるでしょうか。
城門。
要塞のあちこちに、なぜか兵士の人形が配置されていたり……
どこまで続くのかわからない地下トンネルがあったり(本当にいつまで続くかわからなくて、途中で引き返してしまいました)、いろいろと不気味なパラダイスと化している場所。
城内も結構複雑な地形をしており、攻め込んでもそう簡単に本丸まで上がれないようになっています。
もうすでに遺構となっている要塞ですが、荒れ果てたままに保存されているため、なかなか味があります。遠くまで見渡せてとても気持ちがいいです。
コメント
なんでもないはずの街中や郊外の風景がとても素敵な国なんですね。ポルトガルは希望の行き先リストに入っていなかったので追加します。水道橋をぜひ現地で見てみたい!