浜離宮恩賜公園に行ってきた。(2)



のどかな浜離宮恩賜公園。汐留のビル群が借景になっている都会派庭園です。

ウォルドルフ・アストリアに次ぐヒルトンホテルグループの上位ホテル、
コンラッドの文字が見えていますね。
ちなみにコンラッド東京から見るビルとビルの間の浜離宮の眺めも素晴らしいです。


浜離宮には、将軍家が鴨を狩猟するのに使っていた鴨場が2ヵ所あります。

庚申堂鴨場と新銭座鴨場です。
土手に囲まれているために近寄れませんが、鴨を確認していた穴を覗くことができます。
そして鴨猟で獲物となった多くの鴨の霊を慰めるために建てられた「鴨塚」がこれ。

この日は日本人と同じぐらい、外国人観光客の姿を見ました。
ニューヨークのセントラルパークなどもビル群に囲まれた都会の公園ではありますが、
こうやって日本庭園の池とのコントラストは外国人の目には新鮮なのでしょう。


可美真手命の銅像。「うましまでのみこと」と読みます。

『古事記』にも登場する人物で、初代天皇である神武天皇の東方遠征に従って
大きな軍功を立て、軍神と讃えられた人物なんだそうです。
この可美真手命の一族が、やがて飛鳥時代の豪族・物部氏になっていったんだとか。

江戸幕府6代将軍徳川家宣がこの庭園を改修した際に植えられたと言われる「三百年の松」。
見事な威容ですが、クロマツの木としては東京都内最大なんだそうです。


浜離宮のお花畑。

季節によってさまざまな花が咲き乱れるとのこと。

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