飛鳥山公園に行ってきた。(2)



飛鳥山には紙の博物館、北区飛鳥山博物館、渋沢史料館の3つの博物館があり、

3館共通のチケットを買うと単独で全部買うよりも圧倒的に安いです。
これは、紙の博物館。
日本初の洋紙企業であった王子製紙がこの王子の地で生まれたことから設立されたもの。
紙にまつわるいろいろな展示があって、なかなか興味深いです。
その隣の北区飛鳥山博物館は、北区の郷土資料がいろいろと展示されています。
そちらもかなり面白かったです。


明治時代に我が国の産業の多くを築き上げた実業家・渋沢栄一の生涯を紹介する渋沢史料館。

なぜ埼玉県深谷市出身の渋沢栄一の史料館がここにあるのかというと、
渋沢栄一は長らくこの飛鳥山に邸宅を構えて居住していたから。
それにしても、銀行、商社、海運、保険、鉄道、報道など、
渋沢栄一が作り上げた産業モデルの数はものすごく多いことがよく分かります。


渋沢栄一が傘寿の時に送られたという青淵文庫。

庭も美しい。

青淵文庫の中には、渋沢史料館のチケットで入ることができます。
史料館をはじめ渋沢栄一関連の施設はほとんどが館内撮影禁止なのですが、
このステンドグラスの部屋だけは撮影がOKだったので撮ってみました。
 

旧渋沢邸の茶室跡。
邸宅から離れたところにぽつんとあったそうですが、
そこへ向かうまでの飛び石や待合室などの遺跡もいろいろと残っていたんだそうです。


渋沢栄一の喜寿を祝い、清水建設の清水満之助から寄贈されたという晩香廬。

賓客をもてなしていた小亭です。
こちらも中は渋沢史料館のチケットで入ることができます。
当時の様子をきちんと保管してあり、室内はとても落ち着きます。
一つ一つの調度品にもいろいろな工夫が見られます。


晩香廬のそばの木々の中にひっそりと、渋沢栄一の像が建っています。

こんなところに、なぜ・・・。
ちなみに渋沢史料館のエントランスにも渋沢栄一の像があります。
実業家として名を馳せたい方は、ぜひ渋沢栄一の偉業に触れてみてはいかがでしょう。

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