[ポルトガル篇] トマールに行ってきた。(6)


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世界遺産に登録されているトマール(Tomar)のキリスト修道院(Convento de Cristo)、もともとはレコンキスタ(国土回復運動)で活躍したテンプル騎士団の城塞として建立されたものであり、多くの人が立ち寄る修道院とは別に城塞エリアにも入れると気づいたのが、修道院を出た後。この城壁ルートを堪能しないのは、もったいない!

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城門を入る前に見えていたとんがり屋根の砦にもたどり着けました。

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最初に「城壁に上がれるかもしれない」と気づいた、城門の真上から。みんな城門に入ると、これをまっすぐ行って正面の階段を登って、右側のチケット売り場に直行します。この城壁ルートを見つけたのは、正面の階段を登って左側です。これは盲点だった。

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城門の上から、駐車場方面をみるとこんな感じ。僕の姿に気付いて、先に城門ルートから行く観光客が後から何人かいました。

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いい景色だなあ。

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キリスト騎士団の城らしく、矢や鉄砲を放つための狭間もこのように十字。

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さて、城壁を伝っていくルートはどこかで折り返すのかなと思っていたら、ずっと城壁に沿って続き、やがて下降していきました。実は逆側にも入口があるということか……。

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意外なところに出てきました。城門を入って修道院に向かう広場の、この右側の植え込みの切れ目が、実は城壁ルートのもう片方の入口でした。ぱっと見、城壁にくっついた納屋に入るための道に見えるのですが、その納屋のすぐ横から行けるのでした。これは盲点だった……。

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というわけで、今一度城門から駐車場に戻ります。最初に城門をくぐった時にこうやって振り返ってあの上部の手すりに気づかなければ、修道院の出口を出るとここは通らないので、城塞エリアに立ち入ることができることを知らないまま帰ることになったでしょう。よかった。

それにしても、修道院といい城塞部分といい、ものすごく見応えのある観光スポットでした。世界遺産じゃなかったらもしかしたら来てなかったかもしれないので、本当にラッキーでした。恐らく次にまたポルトガルを旅行する時には、ここはまた訪問地に入れることでしょう。また来たい。


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