浜離宮恩賜公園に行ってきた。(1)



汐留・築地のすぐそばにある、浜離宮恩賜公園に行ってきました。

いつでも行ける距離にあるのに、実はまだ一度も行ったことがありませんでした。
3ヵ所ある入口のうち、築地市場駅側にある大手門口に行ける大手門橋。


浜離宮恩賜庭園入口。

浜離宮はかつて江戸幕府3代将軍徳川家光の三男で交付藩主の徳川綱重が藩屋敷を建てた場所で、
その子である徳川家宣が6代将軍となり、そこから将軍家の御殿として発展したものです。
海に近く緑も多い頃から将軍家の鷹狩の場にもなり、明治時代は宮内庁の離宮となりました。


浜離宮内の高台「富士見山」から見た、園内の様子。

背後には汐留のビル群が立ち並び、浜離宮を囲んでいるかのようです。
眼下の池は、潮入の池。
東京湾から直接海水を引き入れているため、潮の満ち引きによって水位が変わり、
時間帯によっても異なる趣きが得られるように設計されています。
中央に浮かんでいるように見える建物は、中島の御茶屋。

内堀があるので、まるでお城のようです。
外国人観光客の家族も、お城のような江戸時代の景色とビル群の近代的な景色の融合に、
かなり興味津々の様子。飽きることなく風景を楽しんでいました。


汐留の逆側を見ても、遠方にビル群が。あのあたりは勝どきなどのベイエリア。

手前側に見える斜めの線の入った2棟の建物は、
勝どきにある超高層マンションの筆頭格、ザ・トーキョー・タワーズ。
東京タワーと似たようなネーミングでややこしいマンションですが、
私はこのマンションを見るたび、光文社文庫の表紙を思い出してしまいます。自分だけ?

中島の御茶屋で、抹茶を頂きました。
抹茶を振る舞う庭園としては珍しく、テラス側にテーブル席があります。


個人的に好きなのが、東側のお伝い橋の上から見る潮入の池の方向。

横堀から潮入の池へ水を引き込む水路が川のように見え、
その向こうに大きなビルが構えています。
その先には、こっそり東京タワーも見えていますね。


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