というわけで、アントワープ最大の観光スポット、ノートルダム大聖堂に入ることにします。
前の広場からは、大聖堂は見上げるほど高くて全容を写真に収められません。
ノートルダム大聖堂の内部。
入口には5ユーロの入場料を支払う窓口があるのですが、実は奥深くに行かなくて
この写真を撮った後部位置だけでいいなら、参拝のためということで入場料無料だったりします。
この位置からでもこのように、大聖堂の中を堪能することができます。
が、ここは入場料を払って大聖堂の奥まで行ってみる。
祭壇には、ルーベンスの名画「聖母被昇天」が掲げられています。大きいです。
祭壇左側に掲げられているのは、同じくルーベンスの「キリスト昇架」。
そして祭壇右側には、同じくルーベンスの「キリスト降架」の絵画が飾られています。
ノートルダム大聖堂と言えば『フランダースの犬』のラストシーンが有名ですが、
ネロが念願のルーベンスの絵を見ることができ、愛犬パトラッシュと共に死んでいく
あの感動のシーンは、この「キリスト降架」の絵の前でした。
祭壇後ろのステンドグラスも美しい。
そして中央の祭壇のルーベンス作「聖母被昇天」は、真下まで見に行くことができます。
聖母がたくさんの天使たちに抱えられて天に昇る姿。
『フランダースの犬』のラストシーンではネロとパトラッシュを天使たちが迎えにきますが、
原作ではそのような描写はなく、恐らくこの絵から着想を得たのではないかと思います。
なので、「この絵の下でネロは死んだのね…」と思う人も多いらしいです。
他にも、ノートルダム大聖堂の中にはいろいろな名画が展示されていて、
芸術好きの人には時間を忘れるぐらい充実した入館になるでしょう。
私も『フランダースの犬』のアニメにとっても感動した世代なので、
ノートルダム大聖堂はとても感慨深い場所でした。
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