[中欧篇] トラコシチャン城（１）／クロアチア

クロアチアの古都ヴァラジュディンから西へ約40km、車で約1時間。クロアチアで最も美しいと噂のトラコシチャン城（Trakoscan Castle）へやって来ましたよ。首都ザグレブからも車で1時間ほどで着きます。

トラコシチャン城は小山の上にあるお城で、麓に大きな駐車場があり、チケットセンターがあります。チケットを購入したらこの野ざらしの改札機を通って中に入ります。

入口からお城まではゆっくり登っても10分もかからないほどの様子。この左側にはお土産店や小さなレストランなどがあります。

登っていくと、右への道、左への道、直進で階段の道に別れています。僕らは右への道を登ったのですが、これは自動車や馬車で上まで行ける道で、山をぐるりと回りながら登って行きます。それだと傾斜は楽だけど距離があるので、サクッと早めに登りたい方は直進の階段の道を上がっていくのがいいでしょう。

左への道は湖のほうへと降りる道です。トラコシチャン城は湖畔の城として湖と一緒に写真に撮られることが多いですが、あの湖の向こう側から撮っているんですね。今回は時間がなくてあっちまで行けなかったけど。

そういえば「トラコシチャン城がクロアチアで最も美しい城」って誰が言い出したんだろうと思っていたら、先ほどの湖のほとりにチャペルがあって、日本のゼクシィなどでチャペルウェディングのプランがあるらしく、どうもそれから謳い文句になったみたいですよ。だから日本でも「トラコシチャン城で挙式しました！」という人は、探したらけっこういるかもしれません。

山をぐるりと回ってゆっくり登るタイプの道。けっこう距離がありますね…。

ようやく城門に到着しました。こう見ると新しいお城のように見えますが、実際には13世紀ごろからの歴史がある古いお城なんだそうです。

城門を抜けると、お花も綺麗に整備されています。

ということで、城内に入ってみます。別荘地のような、ものすごく小ぢんまりしたお城です。

お城の中はいろいろな調度品が展示されています。このお城は18世紀後半に手放されて廃墟化したそうですが、1954年に国営の博物館として再び使われ始めたんだとか。