スロバキアの古城ホテル・シャトー・ベラ（Hotel Chateau Bela）から車で走ることおよそ15分、ストゥロボ（Sturovo）という街でドナウ川にぶつかりました。対岸に見えるのはエステルゴム大聖堂（Esztergomi Bazilika）。このドナウ川は国境で、もう向こう側はハンガリーなのです。
ふと見ると、向こうに唯一渡れそうな橋が見えます。マリア・ヴァレリア橋（Maria Valeria Bridge）と言います。歩いても渡れそうなので、国境まで行ってみることにチャレンジしてみます。
橋は自動車も走るので、入口はもっと内陸部なのですが、川辺まで来てしまった人のために、橋の南側に階段が設置されていて、橋桁部のすぐ上にまで行けます。
階段を登って来たところ。両側に歩道があります。ここから歩いてハンガリーまで渡れるわけですね。
実はこのすぐ後ろに何台か無料で停められる駐車スペースがありました。先ほどの川辺の広大な有料駐車場に停めた（下のGoogleMap参照）のにー。ちょっと橋を渡って国境を見る程度なら、橋の入口を登ってここの無料駐車スペースを活用するといいでしょう。
国境大好きっ子となった7歳長男も、足取り軽く国境を目指します。
橋の上から見た対岸のエステルゴム大聖堂。対岸はハンガリーのエステルゴムという街で、そのシンボルとなっているこの大聖堂には、ミケランジェロが描いた貴重な絵もあるんだとか。今回は時間がなくて行けなかったんですが、行ってみたい。
そして橋の中心部ぐらいまで行くと、ありました。ハンガリーの国旗！ ここがスロバキアとハンガリーとの国境です。ハンガリーの国旗は通常は赤・白・緑の三色旗ですが、ここには大統領旗や軍艦旗などに用いられる紋章も描かれています。
その裏側は、スロバキアの国旗。ちなみに、スロバキアの国旗に描かれている「キ」のマークは、スロバ「キ」アのカタカナではなく、複十字と呼ばれるものです。
ハンガリーの国旗と、エステルゴム大聖堂。
国境まで行ったので、もう一度スロバキアのストゥロボ側に戻って、駐車場に戻るまでに街を歩いてみます。すぐ隣りのハンガリーの通貨はスロバキアのユーロと同じではなくフォリントなので、この一帯は両替商がたくさんあります。僕もこの辺りでフォリントに換金。
また、ユーロが使える間にこの辺りのスーパーで水など必要なものを買い込んでおきました。それでは、車に戻ったら橋を渡ってハンガリーへと突入です。
コメント