上杉家の名将・直江兼続の生涯を描くNHK大河ドラマ『天地人』を毎週観ているのですが、いよいよ終盤となり兼続たち上杉家は米沢(山形県米沢市)へ。番組の最後に「天地人紀行」という、兼続ゆかりの場所が紹介される小コーナーがあるのですが、前回は亀岡文殊堂という場所でした。む、米沢は大好きで何度も行っているのに、ここ行ってないな…。
…とすぐ思い立って、さっそく亀岡文殊堂へ行くことに(行動早っ)。米沢市の隣り、山形県高畠町にあります。安倍文殊(奈良県)・切戸文殊(京都府)と共に日本三文殊のひとつに数えられるわけですが、先月に天橋立に行った時に切戸文殊を見たばかりだったのが行くきっかけになりました。米沢市から車で20分ぐらいののどかな場所にあります。
亀岡文殊堂の本堂。「三人寄れば文殊の知恵」なんて言いますが、学問や知恵を司る文殊菩薩を祀っています。関ヶ原の戦い後に米沢藩へ移封してきた上杉家臣団による歌会が、直江兼続の主催によりこの場所で開かれ、漢詩や和歌など100首を詠み奉納されました。文殊堂には今でもその歌は納められていて、直江兼続や前田慶次などの歌も残されています。
本堂の裏には「利根水」(りこんすい)という水が湧き出ていて、飲むと知恵が湧くということで飲んでみたり。発想力が上がりましたかね。
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