サンマリノ共和国、ルビコン川と北上していき、イタリアのエミリア・ロマーニャ州にある街・ラヴェンナに到着しました。かつて西ローマ帝国や東ゴート王国の首都として栄えた歴史ある街です。
ラヴェンナも他の歴史都市と同じく、車両進入禁止区域（ZTL）がガチガチに定められている都市。私が車を停めたのは、歴史地区の西側にあるフランチェスコ・バラッカ広場。何人もの黒人が車の誘導をしては近づいてくるんですが、チップ狙いで自主的にやっている様子。後でネットで見たら、もう少し先のサン・ヴィターレ教会の北側にLargo Giustiniani広場というもっと大きな駐車場があるようです（が、利用される方はご自分でご確認を）。
ラヴェンナのオシャレストリート、カミッロ・ベンソ・カヴール通り。ローマやフィレンツェなどの大都市のメインストリートに比べると、はるかに安くて若い人向けのファッションの店が多いようで、家内は「今まで行った都市の中で一番好きかも」となにやらいろいろ買ってました。
ラヴェンナには５〜６世紀頃に建てられた宗教建築物が多く、「ラヴェンナの初期キリスト教建築物群」として広範囲でユネスコの世界遺産に登録されています。この先に見える門の奥のもその一つ。
すっかり遅くなってしまったランチを、カフェで簡単に。イタリアは日本以上に、２時過ぎるとバタバタと飲食店が閉まってしまう上に、スタバやコンビニなども全然ないので、たまにランチ難民になるんですよね……。
『神曲』で知られるダンテの葬儀が行われたという、サン・フランチェスコ聖堂。でもこの教会は９世紀頃に一度建て替えられているため、「初期キリスト教建築物」ではないということで世界遺産には追加されなかったんだとか。９世紀でも十分に古いんですけどね。
けっこう遅い時間なので、けっこう広範囲に散らばっている世界遺産の建築物を複数回ることができないのですが、一つだけでも見ることにしますよ。カミッロ・ベンソ・カヴール通りからジュリアーノ・アルジェンターリオ通りに入ると、左手にチケット売り場が。
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