岡崎城に行ってきた。(1)


この日は、人生の記念すべき日になったかもしれません。
小学生の頃、地元の小倉城(福岡県)で全国城郭管理者協議会が発行する『城のしおり』に出会って以来、
「死ぬまでに、ここに載っている全国の天守閣を巡りたい!」と思うほど城好きになり、
その天守閣の中で、唯一残っていた岡崎城に、ようやく行ってきたのです。
まさか本当に、全部回れる時がくるとはっ……!


で、岡崎城のある愛知県岡崎市に到着するも、この日はものすごい豪雨…。まあいいや。

東岡崎駅で降りたところに、徳川家康の手形の石碑が。えっ、これマジ?


岡崎城は、名鉄東岡崎駅から徒歩で15分ほど行ったところにあります。

その途中に渡った、乙川にかかる殿橋。かっこいい。
この乙川沿いに伸びる竹千代通りを通って、岡崎公園へと向かいます。


「五万石でも岡崎様は、お城下に舟が着く」という歌が残っているほど、

岡崎城は三河湾から城下までの舟運が盛んだったようで、その船着場の跡地が城下にあります。
今は河川敷となっていますが、当時はここまで水があったのでしょう。

乙川沿いの竹千代通りから、お堀に架かった紅蓮の神橋を渡って、天守閣へと向かいます。
ちなみにこの辺りは桜の名所で、「日本さくら名所100選」にも選ばれています。

岡崎城の本丸内にある龍城神社(たつき神社)。
もともと岡崎城が築城された室町時代から龍神が祀られていたそうですが、
この岡崎城から、後に天下人となる徳川家康が生まれたということもあって、
天下への出世を子に願う人たちからとても人気のある神社なんだそうです。
私も、絵馬など買って祈願してみたり。


天守閣下に建てられている、東照公遺訓碑。

東照公というのは、東照宮に祀られている徳川家康のことで、
「人の人生は重荷を負いて遠き道を行くがごとし。いそぐべからず。不自由を常と覚えば不足なし…」
という名文句から始まることで知られる遺訓が、碑に刻まれています。
岡崎城で生まれ、全国統一を成し遂げた徳川家康の名言。深く胸に刺さります。
岡崎城、むちゃくちゃ面白いじゃないか…。
ということで、さっそく天守閣に入ってみますよ。

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