[中欧篇] ブダペスト(3)ブダ城/ハンガリー


ハンガリーの首都ブダペストで、ケーブルカーで王宮の丘に登ったすぐのところにある城門。これがブダペストのシンボル的存在、ブダ城への入口です。

ブダ城は13世紀にはモンゴル軍の侵攻の防衛地点となったり、16世紀にはオスマン帝国が征服したりと、いろいろな歴史を繰り返して来た城。現在は国立美術館や国立図書館、歴史博物館などが入っています。

おっ、何やら城兵が馬に乗ってぞろぞろと出てきたぞ。なんだろう…

王宮の前で勢揃い。観光客へのサービスのようです。近くまで行って一緒に撮影しても全然オッケーでした。

ブダ城の前に騎馬像が。これは神聖ローマ皇帝レオポルト1世の御世にヨーロッパ各地で次々と勝利をもぎ取りハプスブルク王朝の発展に大きく貢献した、オイゲン・フォン・ザヴォイエン公の騎馬像です。オスマン帝国軍の大軍をゼンタ戦いでボッコボコにしたことでも知られています。

ここからの眺めがなかなか素敵。渡ってきたセーチェーニ鎖橋も斜めから見ることができてドナウ川の雄大さがよりくっきりと分かります。

先ほどの騎馬兵たちが続々と坂道を降りていきます。

ブダ城は16世紀にオスマン帝国によって征服されていますが、その時にこのブダ城は火薬庫として使われており、そこで火薬の大爆発事故が起こったため、当時の建造物はほとんどが破壊されてしまい、再建を果たしたものの第二次世界大戦でも破壊されて、今は1980年代に復元されたものです。

王宮の丘をさらに北へと歩いて行ってみます。ちなみにブダ城や王宮の丘一帯は「ブダペストのドナウ河岸とブダ城地区およびアンドラーシ通り」としてユネスコの世界遺産に登録されています。


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