[ポルトガル篇] アライオロスに行ってきた。(1)


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ポルトガルのアレンテージョ地方の中心地・エヴォラ(Evora)から次の街へ向かおうとした時、エヴォラの北側に水道橋の姿が現れたので、車を降りて眺めてみる。ベレンの塔を建設したフランシスコ・デ・アルータの設計だそうで、16世紀にジョアン3世の命によってつくられたものだとか。

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ガソリンスタンドに併設するコンビニで、ちょっとした朝食を。もうポルトガルで何個食べたか分からないパステル・デ・ナタに、1ユーロほどの揚げ物。エビのグラタンみたいなものを包んで揚げたもので、これは美味い。それにしても、なんで外国でレッドブル飲むと美味いかね。

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エヴォラから車で北上すること約30分、アライオロス(Arraiolos)の街に到着しました。街全体が白壁に青色の色で統一されていて可愛らしい街です。街の北側に見える丘を登っていってみると……

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到着したのは、アライオロス城(Castelo de Arraiolos)。城のすぐそばまで車で上がることができます。

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アライオロス城はこれまで見てきたような、入城チケットが必要な観光資源のような城でもなく、現在の街に溶け込んだ城塞でもなく、完全に打ち捨てられた廃墟のような感じ。説明板のようなものも何もなく、またそれがいろいろな想像を掻き立てられます。

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ここが城の主郭部なのかな。

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丘の頂上部をぐるりと円形に取り囲む城壁の中に、また一つ小さな盛り土の丘があり、その上に教会(Igreja Nossa Sra. do Castelo)がポツンと建っています。質素すぎる。

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でも、城壁の上に立ってみると、そのぐるりと丘を囲む円形の曲線美がなかなか見事です。例によって、城壁沿いはずっと歩いていけます。

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何もないといえば何もないのですが、気軽に車でも来れることもあってか、意外に観光客はぽつぽつとやって来ていました。とにかくのどか。


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