[鹿児島篇] 山田凱旋門に行ってきた。


鹿児島県に行ってきました。
鹿児島は、私が社会人になって最初に数年赴任した「第二の故郷」とも言える地。
鹿児島を離れてからは、赴任当時には行けなかった場所をメインに行っていましたが、
今回は「鹿児島に行ったことがない」という家族を連れて家族旅行も兼ねたので、
鹿児島赴任時代に好きだったルートで行くことにしました。
これから鹿児島を観光される方の何かの参考になれば。


羽田空港から鹿児島空港へ。富士山が見えました。

鹿児島空港へは、JAL、ANA、スカイマークなど、いろいろな航空会社が乗り入れていて、
時間帯も価格もかなり選択肢が多いです。
さて、鹿児島空港からは鹿児島市内までバスで1時間程度なのですが、
今回は空港横でレンタカーを借りて車で移動することにしました。
というのも、まず最初は鹿児島赴任時代に行こうと思いつつ行けなかった
「山田の凱旋門」を見に行くことにしたのです。
凱旋門というと、イメージするのは……
このパリの凱旋門が思い浮かびますよね。(これは鹿児島のやつではなくパリでの写真です)
しかし凱旋門とはもともと「凱旋した時の記念の門」で、古来から各地に作られたもの。
パリのものは正式には「エトワール凱旋門」といい、凱旋門の中でも特に有名ですが、
他の国にも残っているものがあり、それが鹿児島県の姶良市(あいら市)にもあるのです。
で、その凱旋門が残っているという姶良市の山田地区に行ってみると…

あった! これが山田の凱旋門!


山田凱旋門は何の凱旋を記念した門かというと、明治時代の日露戦争。

大国ロシアに戦勝して山田村に戻ってきた村人たちの凱旋を迎えた凱旋門です。
山田凱旋門を見た人の多くは「小さすぎる!」とすぐ言うのですが、
それは大都市パリのエトワール凱旋門と比較するからで、
山田村という小さな村の規模で考えると、この凱旋門にこめられた村人たちの戦勝への想いは
ひしひしと伝わってくると思います。
この村の大きさでこの規模の石門を造るなんて、とても大きな出来事だったはずですから。


門の上部には「凱旋門」、右には「日露戦役記念」、

左には「山田村兵事會(会)」の文字が刻まれています。
ちなみにこの山田凱旋門、平成13年には国の登録有形民俗文化財に登録されています。
とっても価値の高い遺産なのです。

山田凱旋門を裏から見ると、こんな感じ。
山田凱旋門は姶良市の山田公民館のすぐ隣にあり、最近は案内板も出ていて分かりやすいです。
鹿児島空港からだと、溝辺経由で県道40号を南下すれば15分ほどで到着します。


ちなみに姶良市を通る時には、

国道10号線バイパスの横にあるスーパーセンターニシムタ姶良店に寄ってしまうのが
鹿児島時代の私のお決まりのコースでした。
今回もちょっとニシムタ姶良店へ。懐かしい!


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