キャッスル・クリントンに行ってみることにします。
マンハッタン島南端のバッテリーパークの中にあります。
野球場のような煉瓦造りの外観。
もともとはマンハッタン南岸を守るための要塞として人工島に築かれたもので、
このあたりはかつて海だったことが分かります。

入口は北側にあります。
ちなみにキャッスル・クリントンの名は、1800年代当時のニューヨーク市長が
デヴィット・クリントンという人物だったことから。
現在のキャッスル・クリントンの中は、自由の女神のあるリバティ島行きのフェリーの
チケット売り場となっています。
だから、クリントン城のことは知らないけれども実は入ったことがある、
という日本人観光客は結構多いのです。
チケット売り場になっているといっても、城壁には大砲が配備されているなど、
当時の面影がしっかりと残されています。
城内部から北側のビル群を見る。
キャッスル・クリントンは、お城というよりも砦という感じの大きさなので、
日本のガイドブックでは「クリントン城」より
「クリントン砦」と表記されていることのほうが多いです。
バッテリー・パークを歩いてみることに。
ハドソン川を隔てたジャージー・シティのビル群も見えています。
ちなみにバッテリーというのは電池のことではなく、砲台のこと。
つまり日本語で言えば「台場公園」みたいなものですね。
やたらたくさん人が集まっているのは、観光客に大人気のチャージング・ブル。
バッテリーパークとウォール街の中間あたりにポンと存在します。
ブル(牡牛)は投資の世界では相場上昇を象徴する動物だそうで、
1989年末の株式市場大暴落の時に、彫刻家が元気づけるために自費制作して
勝手にウォール街に置きっぱなしにしたもの。その後、この地に移動してきました。
そして、バッテリーパークからは、リバティ島に立つ自由の女神がこのように見えます。
夕陽の光を映すニューヨーク湾の上に浮かぶ自由の女神の姿。
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