街全体が世界遺産になっている、ポルトガルのシントラ(Sintra)。
ペーナ宮殿を降りていき、向かい側の入口を入ると、今度は石に囲まれた通路を通っていく地域になります。ペーナ宮殿の周辺の広大な庭園とはまた全く違った独特の雰囲気。
巨大な石群の中に現れてくる城壁。ここは世界遺産の構成要素の一つである、ムーアの城跡(Castelo dos Mouros)。8世紀前後にムーア人が築いたとされる大要塞で、今は城壁だけが残る廃墟となっています。しかし、それだけ昔の築城技術がどのようなものかを知る貴重な遺跡です。
ムーア城跡の城壁。登ってぐるりと歩いて渡ることができます。山の嶺に沿って建てられているので、まさに中国の万里の長城を思わせるような鉄壁の要塞なのですが、実際に城壁から城外を見ると……。
うわー、こんなにも見晴らしがいい! 世界遺産だから手すりなんていう配慮なんか当然ないので、足を滑らせて落ちないようにしましょう。高所恐怖症の人は大丈夫だろうか、ここ。
ちょっと城壁を伝って登ってみると、こんな感じ。絶景だー。
いやいや、まだ登っていけますよ。城外に落ちるのは危ないですけど、これは城内に落ちても危険ですよね、高すぎて。気をつけて登っていきましょう。
こんな感じで、城壁をどんどん登れますよ。めっちゃ高い!
城塞の最上部に到着! すごくいい眺め。シントラの中心街はもちろん、西側を見ると大西洋まで見渡すことができますよ。
そして南側を見ると、先ほどまでいたペーナ宮殿がこのように見えます。あそこから歩いてきたんだなあ。まさに360度の大パノラマが楽しめる場所です。いいなーここ。ずっと風を受けて眺めていたい感じ。
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