[フィンランド篇] スオメンリンナに行ってきた。(4)



北欧国防史を彩る世界遺産の島・スオメンリンナ。

いよいよ、要塞の遺構をがっつり残すクスターンミエッカ地区に足を踏み入れます。
スオメンリンナの中では最も南に位置する部分です。
島に到着時には快晴だった天気も、なんだか妖しい雲行きに。


土手の城壁の上に、バルト海に向けていくつもの大砲が並んでいます。圧巻。

この大砲には実際に乗ったり触ったりすることもできます。
それぞれの砲台の間は散策路で結ばれていて、容易に回ることができます。


砲台のある城砦から少し降りてみると、弾薬庫跡のようなものが散在しています。

砲身なんかもたくさん置いてあって、
まるで戦時中の緊張感が伝わってくるかのよう。

クスターンミエッカの南端あたりまでやってきました。
だんだん城砦らしくなっていくのですが、雨雲が出てきて雨が強まってきて、
だんだん暗くなってきました。真昼なのに!


かつてスウェーデン国王が船の乗り降りをしていたというキングスゲートまで

あともう少しというところで、
冬の格好で来るように忠告したのに張り切って春ファッションでやって来た家内が
余りの寒さにまさかのギブアップ。
これからという所で帰りたいと言い始め、城砦の途中で帰ることに……。
ということで、肝心の城砦部分の写真はあまりありません。


で、北島に戻る頃にはもうすっかり晴れてるという。


北西にある島の、海軍兵学校の入口だそうです。


ということで、ヘルシンキに再び戻ってきました。

スウェーデンとロシアの海軍の攻防の舞台となったスオメンリンナ。
要塞の遺構もしっかりあって軍事が好きな人にはもちろん楽しめますが、
自然も豊かでピクニックなどでも楽しめる島だと思います。
今回は寒さによる連れの断念で中途半端にしか見れていませんが、
またいずれ、じっくりと見に来る機会があればいいな。

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