[埼玉篇] 渋沢栄一生家に行ってきた。


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埼玉県深谷市の渋沢栄一生家に行ってきました。日本に数多くの企業を生んだ実業家・渋沢栄一はこの利根川のほど近くにある血洗島にて生まれたのです。

入口に「青淵翁誕生之地」とありますが、青淵翁というのは渋沢栄一の号のこと。

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渋沢栄一生家。「中の家」とも呼ばれます。

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邸内にある若き日の渋沢栄一の像。早くから一橋慶喜に仕えていたことで徳川慶喜が将軍になると幕臣となって、パリの万国博覧会を視察するなど活躍しました。そのフランスで学んだ株式会社制度の知識から、現在のみずほ銀行、東京証券取引所、キリンビール、帝国ホテル、東京海上火災保険、王子製紙など各業界の名門企業の設立を続々と進め、日本の資本主義を牽引しました。

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渋沢栄一生家から車で2分ほど行った場所にある渋沢栄一記念館。公民館や体育館としての建物なのですが、渋沢栄一に関する数多くの資料を所蔵した展示室があり、見ごたえ十分です。

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渋沢栄一記念館の裏手に回ると、利根川の方角を眺める渋沢栄一の壮年期の銅像が。青年期の銅像に比べるとすごく頭が大きい気がするけど……。ペンギン村にいそうな感じの。

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深谷市の名物だという「煮ぼうとう」を食べました。深谷ねぎもたっぷり乗ってます。

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JR深谷駅に行きました。煉瓦造りのレトロな外観ですが、これは渋沢栄一が故郷の深谷市に日本煉瓦製造を創業したことにちなむデザイン。煉瓦造りの駅舎といえばJR東京駅が全国的に有名ですが、東京駅の煉瓦も深谷で製造された煉瓦をここから鉄道で輸送して造られたのです。

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深谷駅前の青淵広場にも、渋沢栄一の銅像は建っています。まさに深谷が誇る地元の英雄なんですね。

ちなみに、渋沢栄一は東京都北区の飛鳥山に邸宅を構えていたことから、飛鳥山には現在「渋沢史料館」が建っており、その近くには渋沢栄一の銅像もこっそり建っています。


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