唐津城から北上し、名護屋城跡に行ってきました。
名護屋城は豊臣秀吉が朝鮮出兵に際してその拠点基地として築いた城として有名で、日本100名城の一つにも選ばれているほどお城ファンからも愛されている城跡です。
実は名護屋城跡に行くのは小学生の時以来。その時は勝手にその辺でテントを張ってキャンプができたほどの荒れ地でしたが、今はきっちりと美しく整備されています。ガラリと変わりましたねー。駐車場や名護屋城博物館もきちんと作られています。
文禄の役・慶長の役の時に大掛かりに作られた名護屋城は江戸時代にかなり取り壊されていて、今もどちらかというと朝鮮出兵の時より「壊されている遺構」として残っており、せつなさと愛しさと心強さを感じさせる城跡です。
名護屋城本丸跡。とにかく広い!
本丸から見た呼子大橋方面。手前右側あたりに徳川家康の陣、その奥には伊達政宗の陣があったそうです。
名護屋城は天下統一を果たした豊臣秀吉が朝鮮出兵の時に各地の戦国大名を集めて周辺に陣を構えさせたので、その戦国オールスターズの陣跡が周辺に点在しています。『戦国無双4』のキャラクター設定画集を絵本のように毎日眺めてる4歳長男は、「あそこに小早川隆景がいたの?ここに加藤清正?えー直江兼続も!?」といちいち布陣図に食いついて、眺めにも興味津々の様子。
名護屋城天主台跡。本丸の最も奥の部分の高台にあります。素晴らしい眺め!晴れてたらなあ。
名護屋城の遺構はとにかく大規模に残っており、全部回ろうと思ったら一日かかってしまうほどかもしれません。天主台跡からはそれらを見渡すことができ、海の眺めも素敵なので、戦国の人々の夢を感じられるような、そんな空間です。
名護屋城跡すぐ南側に、道の駅桃山天下市があるのですが、その駐車場に前田利家陣跡へ続く山道の入口がありました。この日は雨でぬかるんでいて先に進めませんでしたが、こういう諸将の陣跡を巡ってみるのも面白そうです。
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