ちょっと遅めの夏季休暇を頂いて、家族を連れて私の故郷である福岡県北九州市に帰省しました。
その際、最寄りの北九州空港ではなく、福岡空港で降りて佐賀県や長崎県を回ってから帰ることにしました。ということでその時の様子を「北部九州篇」として載せておきたいと思います。
佐賀県唐津市の唐津城に行ってきました。
幼い頃からお城好きだった私は、北九州市在住時代に初めて車を買ってから、虹の松原の中の202号線を通って唐津城へ行き、鏡山に上って景観を眺めるのがお決まりのドライブコースでした。その時に何十回行ったか分かりませんが、北九州を離れてから一度も行けてなかったので、数十年ぶりです。
肥前唐津藩は目まぐるしく歴代藩主が変わっていきましたが、その歴代城主が紹介された石碑が建っています。初代藩主は豊臣秀吉の下で朝鮮出兵の時に名護屋城で奉行を務めた寺沢広高。しかしその息子の寺沢堅高の代で島原の乱を起こすきっかけを作ったことで寺沢氏が断絶。その後コロコロと藩主が変わるも、水野氏からは天保の改革で有名な水野忠邦が輩出されています。
駐車場は舞鶴橋を渡ってすぐの場所にあり、そこからは石段を登っていって、10分もかからずに本丸に行くことができます。石垣もしっかりと残っていていい感じ。やっぱりこのような石段を登っていく風情があるので、平山城は平城にはない魅力がありますね。
唐津城の天守閣。唐津城は廃藩置県で廃城になったので、現在の天守閣は模擬天守。でも5層のスマートさや最上階の赤い手すりなどがカッコよくて、個人的にはかなり好きです。この日は残念ながら、本丸など天守閣周りが大規模な工事中でしたが、「舞鶴城」という別名が表すとおり平山全体でカッコイイお城です。
唐津城は唐津城に突き出た砂洲の小山の上に立っているので、天守閣や本丸からの眺めがとても美しいです。この日は天気が悪かったので残念ですが、晴れている日の唐津湾の美しさは本当に素晴らしい。
唐津城駐車場脇から唐津駅方面へは城内橋という歩行者専用の橋が掛かっています。そこからの唐津城の威容もなかなか格別。工事中のクレーンが見えちゃってるけど。
この日は懐かしのラーメンを食べに行きました。実は福岡県出身なのに全くラーメンが好きではない私が、人生の中で唯一美味しいと思ったラーメン店が、北九州市の南小倉駅前にあった一竜軒でした。北九州随一の呼び声も高かったのにいつしか閉店していたのですが、実は店主の実家である唐津市に移って営業されていて、今でも人気店だったんですね。ようやく行くことができました。
平日の昼3時間半しか空いてないらしく、この日も行列ができていました。懐かしい味!すごくインパクトのあるパンチの効いた味ではなく、普通かなと思って一杯食べ終わっても全然飽きがこない、という感じの味。だから何度でも食べに来たくなるんだと思います。うちの家族も美味しいと絶賛してました。何十年ぶりに食べることができて、感激です。
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