香川県丸亀市から高松空港に行って東京に帰ろうとしていたのですが、岡山県の備中松山城は車で瀬戸大橋を通って行けば1時間ちょっとで着くという噂を聞いて、衝動行動で岡山県高梁市に向かうことに。備中松山城に行く機会はそうそうないと思っていたので、かなりワクワク。
しかし備中松山城は、日本で最も高い位置にある山城としても有名で、駐車場からさらに登山をしなくてはいけないという過酷な山道が待ち構えておりました。登っていくうちに、要塞のように眼前にそびえる石垣に唖然。写真ではその威容さが半分も伝えられないのが残念でならない。
日本三大山城の一つであり、現存12天守のうちの一つでもある歴史的に価値の高い備中松山城。全国からお城ファンが集まってくるのだとか。天守自体は小さいのですが、その陣容は他の城にはない圧巻さがあります。うん、来てよかった。
石垣から下を覗き込むと、断崖絶壁。落ちたら絶対死にます。本当に高いところまで登ってきたのだと実感。
櫓やら塀やらがいろいろとありえないところに、しかも機能的に作られています。臥牛山という山に築かれた城ですが、とにかく本当に登山のような道のりなので、行かれる方は絶対に歩きやすい靴で行きましょう。
さて「備中」と言えば、豊臣秀吉の水攻めで有名な備中高松城跡が、そこから車で20分ほどで行けるという噂を聞いて、張り切って行ってきましたよ。
備中高松城の城址。見事に何もありませんが、周囲を見渡すと当時の水攻めの状況が眼に浮かんできます。無料の資料室のようなものが開放されていますが、3時で閉まります。それにしても、この地形を見て「水攻めしようぜー」と考えついた豊臣秀吉は、すごいなー。
「浮世をば今こそ渡れ武士の名を高松の苔に残して」の辞世を残して自刃した、高松城主・清水宗治の墓。その自刃の場所だそうで、城跡公園から2分ほど歩いた場所にありました。
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