フリブールで一泊した翌朝、高速道路12号線を北東へと進んで、スイスの首都ベルン（Bern）に到着しました。湾曲するアーレ川に突き出た旧市街地は、1983年にユネスコの世界文化遺産に登録されています。
ベルンの地図を見た時に恐らくベルン旧市街の眺めが良いのではないなと直感してやってきたのは、アールガウアーシュタルデンイ（Aargauerstalden）という名の坂道。
この坂道は土手側の車線の路肩が無料の縦列駐車エリアになっているので、そこに車を停めました。そしてその反対側は…
アーレ川とその向こうにベルン旧市街！ とってもいい眺めです。
旧市街の対岸の高台にあたるこの一帯は高級住宅街だそうで、早朝のこの時もジョギングに興じている人が多くいました。並木道にはクワガタなどもいて、6歳長男はやたら興奮。ところで、道の向こう側はさらに高い土手になっているので、上は何なのだろうと思っていたら…
ローゼンガルテン（Rosengarten）という広い植物公園でした。北東に通るラウベカッセ通り（Laubeggstrasse）の側道にも駐車スペースがあったので、そこまで上がって車を移動。入口から庭園を突っ切ってみると…
わー、さっきの坂道より高い位置だから旧市街の眺望がすごい！ 先ほどの坂道は眼下に見えます。よく観光ガイドブックで載っている旧市街の俯瞰的な写真はどこから撮ったんだろうと思っていましたが、ここだったのかっ。
ローゼンガルテンとはドイツ語で「バラの庭園」、つまりローズガーデンのことで、たくさんのバラが植えられています。様々な色のバラが楽しめます。
帰国後に観光ガイドブックを見たら、ローゼンガルテンはけっこう定番の観光スポットだそうで、ベルン中心部からもバスが出ているようです。まあでも、旧市街から歩いてもいける距離かと。
早朝だったのですが、次第にベルンに朝日が差し込む感じがステキ。夕刻は逆光になりそうだなあ。
庭園内にはおしゃれなカフェレストランがあり、その横にはかなり大きな児童遊園があります。アスレチック並みの大きな遊具がたくさん連結してあって、6歳長男はしばらく我を忘れて遊んでいました。子連れで来て風景をじっくり楽しみたい人は、お子さんはここで遊ばせていてもいいかもですね。
ローゼンガルテンは、かなり広大です。周囲の並木道をゆっくり散策するのも楽しいし、中央の芝生でひなたぼっこもいいでしょう。
それでは、じっくりと風景を俯瞰したあのベルン旧市街地に行ってみることにしましょう。
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