[デンマーク編] フレデリクスボー城に行ってきた。(2)



デンマークで最も美しい城とも名高い、フレデリクスボー城に行ってきました。フレデリクスボー城は1560年にデンマーク王フレゼリク2世によって建設されクリスチャン4世によって大成された城で、その後の代々の王によって増築を重ねられました。城門をくぐると、雄大な煉瓦色の世界が広がります。


内堀もきちんと石垣で整備されていて、湖に浮かぶ小島が完全に要塞化しています。カッコいい。


ちょうど朝の開場時間が来て、入口が開きました。中に入ってみると、中庭から見る城もものすごく壮大で圧倒されます。カッコいいー。


見上げると至るところに彫刻が見られ、時間を忘れるほど見入ってしまいます。真正面の1階がチケットセンターになっていて、懐中電灯が貸与されます。入口にはコイン返却型のロッカーもあるので、荷物が多い人もロッカーに預ければ城内をゆっくり見ることができますよ


城内に入ります。フレデリクスボー城の見学場所は1階から4階まで。ガイドもつくようなのですが、さすがに日本語ガイドはいないので単独で見て回ります。ただ、まるで迷路のように複雑で、順路も特に決まっていないので、手元のパンフレットを見ながらうまく進んでいくひつ威容があります。


2階に礼拝堂が設置されているのですが、何という豪華さ。特に前面や背面から全体を見渡した時の眺望は息を飲んでしまいます。特にこの時間帯は観光客がここに全然いなかったので、明るいのにとても厳粛な感じを受けました。


礼拝堂や階段の壁面には、デンマーク国家から名誉を賜った者の勲章である楯が所狭しと飾られています。その中には、我々日本人には見慣れた菊の御紋が。AKIHITO PRINCEPS HERES JAPONIAEと刻まれています。当時皇太子の明仁さま、つまり今上の天皇陛下の楯なのです。礼拝堂の壁面の中にありました。


応接のような広間を見上げると、天井や壁面のあちこちに見事な壁画が描かれています。クロンボー城の城内はどちらかというと質素でしたが、フレデリクスボー城の内部はまるでフランスのヴェルサイユ宮殿のように、まるで美術館のようになっています。国立歴史博物館になっているんですね。

クロンボー城のような内部をイメージしていたので、内部の見学はじっくりと時間をかけていくことになりました。見応え十分です。

コメント