[フランス篇] ショーモン城に行ってきた。(1)


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この日はロワール地方の古城巡りは最終日で、夜までにパリに車で戻る予定だったのですが、ユッセ城が冬季休館、アゼ・ル・リドー城が大幅改装中でどちらもあまり時間をかけずに見て予定が早く終わってしまったので、もう一城ぐらい近くの古城を見ておこうかということになりました。

そこで、当初は行く予定がなかった、ショーモン城に行くことにしました。アゼ・ル・リドー城からは東へ1時間程度。アンボワーズを超えたロワール川沿いにあります。道を間違ってロワール川を渡ってしまったため、川越しにショーモン城を眺めた様子。分かりづらいですがショーモン城の影があります。

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ショーモン城は高台にあり、歩行者はロワール川側に登城口があるのですが、駐車場は裏手にあるので車の人は山側から入ることになります。駐車場の位置はこの記事下のGoogleMapでご確認を。かなり広い駐車場なのでよほどでない限り混雑はしないと思います。

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駐車場側から入ると、従者が住んでいた村なのか家屋や厩舎が立ち並ぶエリアがあります。それを抜けると……。

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見えてきました、ショーモン城。童話に出てくるようなメルヘンチックな外観ですね。急遽行くことが決まったお城でしたが、同行した家内はこの数日で巡った城の中でも特にお気に入りだと言っていました。

 

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ショーモン城の城内の庭園はとにかく広い。全部回ろうとするとかなりの時間を要します。のんびり散策できますよ。

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ショーモン城は10世紀頃に建てられた歴史ある城で、所有者が点々と変わりましたが、歴史上で最も有名になったのはフランス国王アンリ2世の王妃、カトリーヌ・ド・メディシスが買い取った後。カトリーヌ妃はアンリ2世の死後、彼が愛人のディアーヌ・ド・ポワティエに与えていたシュノンソー城を乗っ取って、代わりにこのショーモン城をディアーヌに押し付けたのです。シュノンソー城で対象的な庭園を残している正妻カトリーヌと愛妾ディアーヌの女のバトルに、この城の運命も大いに関係したのです。

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ロワール川を一望できる展望台も。

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ということで、ショーモン城の中に入ってみることにします。遠くから見るとメルヘンチックなお城も、こうして近づいてみるとその大きさに見入ってしまいますね。

 

 


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