[フランス篇] シュノンソー城に行ってきた。(1)


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フランス・ロワール地方の古城の中でも屈指の人気を誇る、シュノンソー城に行ってきました。シュノンソーはブロアから南西に15kmのど、トゥールから東に15kmほどの場所にあり、車で行ったのでシュノンソー城の北側にある駐車場に停めました。駐車場はかなり広くて駐車料金も無料だったかと。駐車場のすぐ横には電車が走っていて、ちょうど電車がやってきたので食い入るように見ている鉄道大好きっ子の4歳長男。

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駐車場のすぐ横にチケット売り場があり、料金を払って入城すると南に向かって並木道が伸びています。とても自然豊かな場所。

ちなみに、このシュノンソー城のチケット売り場もそうでしたが、入城の時にテロ対策でバッグの中をチェックする古城が多いです。カバンの中を見てもらうだけの簡単なチェックであることがほとんどですが、あまり怪しまれるものを持ち込まないようにしましょう。

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到着。南向きに写したので逆光でよく分からないかもしれませんが、このシュノンソー城、日本からは姫路城しか選ばれていないトリップアドバイザーの「死ぬまでに行きたい世界の名城25」で、近くのシャンボール城と共にランクインしているほどの名城です。北側の入口から見ると、思ったより小ぶりなお城なんですよね。

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シェール川の流れをうまく利用した堀も見事です。

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アンリ2世の愛妻と愛妾による確執が、内装や庭園を一層豪華にして行ったことで知られるシュノンソー城ですが、城内には豪華な装飾の部屋がいろいろと。特に寝室の数が並みじゃないほど多いです。

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クリスマスは終わってもう年末でしたが、巨大なクリスマスツリーが飾られていました。このクリスマスツリーが飾られている場所は、シュノンソー城のシンボルとも言える……

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この長くて広いギャラリー。王妃や愛妾が居住中はダンスホールや祝宴の場として使われ、第一次世界大戦の時には負傷者を運び入れると病棟として開放されました。正面から見ると小ぶりに見えたシュノンソー城に、どうしてこんなに広くて長い空間が作れるのかというと……

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窓から見ると一目瞭然。これはシェール川の上なのです。シュノンソー城はシェール川の北岸に建てられた城ですが、川を南へと渡る橋の上に増改築を重ねて居住空間にしたのです。ちなみに、橋の上に建築物を建ててしまうというのは、もともとイタリア・フィレンツェのヴェッキオ橋を参考にしたんだそうですよ。


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