熊本城の天守閣を最も壮大に撮るなら、天守閣入口の本丸広場に登る前の、南西側から。
そうすれば、本丸よりもスカート部分にあたる石垣を大きく撮ることができます。
石垣に直接触れられるので、石垣と一緒に記念撮影仕様とする人が多いですが、
ここは石垣だけよりも天守閣全体を取るほうがカッコいいですから、
記念撮影をするならば撮影者はしゃがんで下から見上げるように撮るのがいいかと。
平成20年に、新たに本丸御殿が完成しました。
そのため、天守閣入口に行くためには本丸御殿の下にできた通路を通ることになります。
これがまた、石垣の中を歩いて行く感覚でとってもカッコいいです。
本丸。ここから熊本城の天守閣に入るわけですが、
この本丸で記念撮影をする人が多く、だいたいこのように人だらけの写真になります。
まあここはここでカッコいいんですけど、
やっぱり熊本城最大の魅力である石垣の見える範囲が狭くなるのが難点ですね。
撮影スポットにはこのように記念撮影用のパネルが。
左が加藤清正、右が宮本武蔵です。多分。
どちらも晩年を熊本で過ごした人物として知られています。
新たに復元された本丸御殿大広間で、最も奥にある最高格の広間、昭君の間。
拝謁する人間よりも一段高くなっていて、藩主はここで謁見や政務を行なっていたそうです。
ちなみに、奥の王昭君の物語が描かれている後は人が入れるスペースがあり、
藩主に危険が及んだ時に家来が剣を持って飛び出せるように控えていたとか。
最近は名古屋で始まった「武将おもてなし隊」に触発されて、
各地のお城で若い男性が武将に扮するというPR活動が起こっていますが、
熊本城も例に漏れず、熊本城おもてなし武将隊というものが存在するらしく、
この日もトークショーをやっていました。シートを持ってくる固定ファンもいるみたいです。
ちなみにこの日の出演者は、島津義弘と黒田官兵衛らしいです。二人とも熊本じゃないよね…。
熊本城天守閣の最上階から眺めた西の方角。
眼下には宇土櫓が見え、その向こうには緑の二の丸公園が広がっている様子が分かります。
逆側は熊本の市街地が一望でき、展望台としても一級の価値があるお城。
何から何まで壮大でカッコいい熊本城は、お城に興味を持ち始めた方にはイチオシの城です。
ちなみに、今回は行かなかったのですが、
南側の櫨方門(はぜかたもん)から熊本城に入った時に、
竹の丸から幾重にも重なる石垣の隙間に見る熊本城天守閣の姿もカッコいいですよ。
門の手前では、加藤清正の銅像を見ることもできます。
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