[スイス篇] シオン(5) ヴァレール教会


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シオンの2つの丘に並んで建つ城のうち、まずは北のトゥルビヨン城(Chateau de Tourbillon)から登り、続いて南のヴァレール城(Chateau de Valere)に登ってみることにします。この階段から登ります。

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トゥルビヨン城に比べると標高が低く、また現役の教会や歴史博物館として使われているため道もしっかり作られており、登りやすくなっています。シオンに観光に行った人の中には「トゥルビヨン城はあきらめてヴァレール城だけに登った」という人はかなり多くいるようです。

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けっこうすぐ着きます。5分もかからないぐらい。

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でも近づいてみると思ったより大きな城だという感じがします。

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ここがヴァレール城の入口です。テキトーな山道だったトゥルビヨン城とは違い、最後まできちんとした石段でした。

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城内に入ります。

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向かいのトゥルビヨン城はこんな感じに見えます。歴史はこちらのヴァレール城のほうが10世紀頃にはあったようなので古いのですが、やっぱり高い位置にある向かいの丘が押さえられては困るということで13世紀頃に司教主導でトゥルビヨン城も作られたんだとか。

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城内にはカフェもあります。

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この階段を登っていくとノートルダム・ド・ヴァレール大聖堂(Valere Basilica)に入ることができます。

 

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ヴァレール大聖堂の中。イタリアに近いシオン教区はスイスでは最古の4世紀からの歴史を持っており、スイスのカトリックの歴史はここから始まったとも言えます。ちなみにこの祭壇とは逆側の背面を見上げると、15世紀のものだと伝えられる木製オルガンが設置されていて、現在でも演奏が可能な現役オルガンとしては世界最古のものです。


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