埼玉県深谷市の荒川沿いにある、畠山重忠公史跡公園に行ってきました。ここは源頼朝に仕えて鎌倉幕府の創設に大きく貢献した名称・畠山重忠が生まれ育った居館跡。現在は児童公園として一般開放されていますが、畠山重忠にまつわる史跡がいろいろと点在しています。
畠山重忠の銅像。一瞬騎馬像のように見えるのですが、よく見ると馬を背負っています。これは一ノ谷の戦いでのひよどり越えの際に、愛馬三日月を背負ったという場面の像ですね。
公園の西側には、畠山重忠の墓所もあります。
そして公園の東側には畠山重忠公の産湯の井戸の跡が。各地に偉人や武将の産湯井戸や墓はありますが、生まれた場所と埋葬された場所は異なっているのが普通なので、ここまで一人の人物の生誕地も墓所もいっぺんに見られるという例はものすごく珍しいのではないでしょうか。
畠山重忠公の父・畠山庄司重成の墓。川本町指定文化財なんだそうです。
一見すると普通の公園広場のように見えてしまう畠山重忠公史跡公園ですが、平家物語の時代が好きな人にとってはいろんな史跡が凝縮された興味深いところです。
ちなみに畠山重忠史跡公園から車で5分ほどしか離れていない荒川沿いの場所に、100基以上が連なっているという鹿島古墳群があります。
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