[群馬篇] 世良田東照宮に行ってきた。

群馬県太田市にある世良田東照宮に行ってきました。

と言っても、この場所が目的地だったわけではなく、新田金山城や大光院を見た後に埼玉県深谷市に行こうと思って車で県道69号線を南下していたらたまたま見つけただけです。

東照宮というと徳川家康を祀る神社で、特に群馬県の日光東照宮や静岡県の久能山東照宮が有名ですが、この場所は徳川氏の遠祖とされた新田義重の居館跡であり、徳川家康の孫である江戸幕府３代将軍徳川家光が創建したものです。日光も久能山も行った、という人にはなかなか興味深いスポットかも。

世良田東照宮の本殿や拝殿は日光東照宮の古い社殿を移築したものだそうで、現在では国の重要文化財に指定されています。つまり、各地の大名が徳川氏にすり寄って急造した全国に点在する東照宮とは違って、徳川氏が日光ぐらい本腰を入れて作った東照宮だとも言えます。

世良田東照宮の隣りには長楽寺があります。ここは徳川氏の側近を務めた天海僧正が住職を務めていた寺です。

長楽寺の蓮池。心という字にも似ていることから心字池とも言われます。

長楽寺の蓮池に架かる渡月橋。

長楽寺境内の忠霊塔。西南戦争から太平洋戦争までの郷土の英霊が祀られているとか。尾島かるたで「へ」の「平和を見守る忠霊塔」という札にも書かれているそうです。尾島かるたってどうやったら手に入るんだろう。

ということで、新田氏の居館跡である世良田東照宮は、偶然見つけた場所にしてはとても見ごたえのある場所でした。来年は徳川家康没後400年ということで、またいろいろなイベントが行われそうですね。