三椀の才


「三椀の才」 豊臣秀吉と石田三成の三献茶
JR長浜駅(滋賀県)の前にある、「出逢い」というタイトルの銅像。左は羽柴筑前守秀吉、後の豊臣秀吉。右は少年佐吉、後の石田三成です。

長浜城主の秀吉が鷹狩りの際に寺に寄った時に、茶を所望しました。小姓として働いていた少年の佐吉が、大きめの茶碗にぬるいお茶を持ってきました。それを秀吉が飲み干すと、佐吉はその表情を見て、次に普通の大きさの茶碗に、先ほどより熱いお茶を入れて持ってきました。そしてそれを飲み終わった秀吉に、小さく高価な茶碗に、熱い濃い目のお茶を入れて差し出しました。

この三献茶に感心して、秀吉は佐吉を召し抱えることにしました。そして佐吉は秀吉の期待通りに才能を開花させ、秀吉が天下を統一する頃には、豊臣政権を担う重臣として台頭していったのです。

秀吉は、佐吉の何に感心をしたのでしょう?


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