上海市嘉定区に行ってきました。嘉定区は上海市の中でも北西の端に位置し、地理的には上海市街地と蘇州の中間地点で歴史的街並みが多く残されている場所です。開通したばかりの地下鉄11号線でアクセスが容易になりました。始点の江蘇路駅から地下鉄11号線まで1時間ほどで、終点の嘉定北駅に到着します。
嘉定北駅からタクシーでおよそ5分ほどで、秋霞圃の南側入口に到着。秋霞圃は上海五大古典庭園の一つにも数えられている名園で、1502年から建設されたという由緒ある庭園です。一度は行ってみたいと思ってたのです。入場料は10元ぐらいだったかな。忘れた。
南口から入ると正面には城隍廟と呼ばれる建物が。その中には1体も同じものがない、「星宿神像」と呼ばれる60体もの泥塑像がズラリと並んでいます。なぜ60体もあるのかというと、それぞれ一つひとつが十二支と十干を表わしています。だから、この中に必ず、自分の生まれ年の干支の神像があるんですね。私のもありました。分かりやすいように、全ての神像の下には「この人形は19XX年生まれと20XX生まれの像」みたいなプレートが掲げられています。
秋霞圃は4つの庭園を組み合わせた総称。それぞれが趣のある表情を見せる美しい庭園です。しばし時間を忘れて歩き回っていました。
甚平姿の子どもは、華池の鯉に興味津々の様子。
それにしても、この日は平日だからか、秋霞圃の中にはほとんど人もいなくて、とても静寂の中で落ち着いた時間が過ごせました。これまでの上海市内の名所の中でも一番好きかもしれない。
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