[京都篇] 平安神宮に行ってきた。



平安神宮に行ってきました。

平安京は794年に遷都されたことで有名ですが、平安京遷都1100年記念となった1895年、
平安京大内裏を模して岡崎の地に送検されたのが、この平安神宮。
歴史がそれほど古くない建造物ですが、平安京の雰囲気を感じることができます。
ちなみに、実際の平安京の大内裏の8分の5のサイズでの再建だそうで、
実際はもう少し大きかったっぽいです。


本殿の右側には蒼龍楼、左側には白虎楼が。紅蓮の美しい建築物です。

そう言えば、この平安神宮とその前の岡崎公園はコスプレイヤーたちが集まる聖地となっていて、
この日も社殿や楼閣などの前で、たくさんのコスプレイヤーが記念撮影をしていました。
最近は時代劇や巫女のアニメも多いので、着物姿や巫女姿のコスプレイヤーがたくさん。

平安神宮の社殿裏は広大な日本庭園「平安神宮神苑」が広がっています。
いやあ、ここは美しいですね!時間を忘れて、かなりの時間ずっと散策していました。
南神苑、西神苑、東神苑、中神苑と分かれているとても広い庭園です。


龍の背に乗って天を駆ける気分が味わえる、という飛び石「臥龍橋」。

よくここまで形の良い円柱をわざわざ作ったなあ、と思いきや、
これは豊臣秀吉が天正年間に造営した三条大橋や五条大橋の橋脚を再利用しているんだとか。
まさに京都の水文化を語る飛び石なのです。かっこいい。


南神苑の中にひっそりと溶け込んでいる、チンチン電車の車両。

これは平安神宮と同じく平安遷都1100年事業で敷設されたチンチン電車であり、
日本で初めての電車なんだそうです。
電車の歴史を物語る車両が、京都の神社の境内に鎮座しているんですねえ。


東神苑の栖凰池にその姿を映している美しい渡り廊下の建物は、泰平閣。

もともと京都御所にあったものを移築したもので、橋殿になっていて渡ることができます。
外国人観光客が最も記念撮影をしていたのが、この泰平閣の上です。
個人的には泰平閣の上より、この位置から泰平閣の姿を眺めるのが好きです。


泰平閣から見た貴賓館、尚美館。

こちらも泰平閣と同じく、大正時代に京都御所から移築された建築物です。
栖凰池に反映する姿も美しいです。
平安神宮神苑は入苑拝観料が600円なので、
無料で参拝できる境内に比べて観光客の数が一気に減るのですが、
その静寂がまた、神苑の美しさをさらに増幅させているかのようで、
とても癒された散策でした。

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