グラウビュンデン州にあるスイス観光を代表する鉄道高架橋・ラントヴァッサー橋(Landwasser Viaduct)を見て(と思ってたら後で衝撃の事実発覚したけど)、トゥージス(Thusis)から再び高速道路13号線に乗って、南下していきます。
これまでに日本国内の高速道路を走り回り、海外でもいろいろと走ってきましたが、このスイス高速13号線は今まで走ってきた中でも最も美しい風景が続く高速道路だと思います。ずっと雪山に囲まれ放牧地が続き、とにかく美しい。運転中で写真が撮れず、助手席の6歳長男が撮ったわずかな写真しかないのが悔やまれます。
ガソリン補充のためにサービスエリアに寄ったついでに、ランチを取ろうと高速道路を降りてみた街。あとでGoogleMapで確認したら、ザン・ベルナルディーノ(San Bernardino)という小さな街でした。
たまたま見つけたレストランでランチ。この辺りはイタリア語圏で、メニューもさっぱり分からなかったのですが、何となく注文してみたらなんだかすごく美味しい料理が!6歳長男も気に入ってあっという間に完食。
ザン・ベルナルディーノの街の風景。のどかで癒されるなあ。
再び高速道路13号線に入って南下。ザン・ベルナルディーノからメゾッコの間は高い峠を越えるのですが、次々に橋梁が続いてその風景は圧巻。この写真だと向こうの上のほうに橋梁が見えていますが、あの橋を渡ってぐるりと回ってきて坂を降りてきているのです。写真を撮る余裕はなかったのですが、あの橋からの眺めはとにかく美しかったです。
さて、メソッコ南(Mesocco-Sud)インターチェンジを出るとすぐ、ランプと直結するかのように、20台ほど停められる無料駐車場があります。下のGoogleMapの目的地参照。ここで車を停めて、ランプの歩道を歩いて高速道路の上を渡ってみると…
高速道路の東側にお城のような建築物が見えます。これが今回の目的地、メゾッコ城(Castello di Mesocco)です。高速道路にここまで近づいているお城、しかもインターチェンジのランプから入れるお城なんて、世界的にも珍しいんじゃないでしょうか。有名な城なのか知名度は分かりませんが、なんかこう気になっている城でした。
インターチェンジのランプから直接道が入っていますが、車を停めることはできないので、先ほどの無料駐車場が実質の駐車場になっている様子。それではランプから入ってみることにします。
のどかな景色の中にブランコがあったり。6歳長男はすかさず遊んでいました。
お城の前にあるのは、サンタ・マリア・デル・カステッロ教会(Chiesa di Santa Maria del Castello)。通路に柵があり、この教会の敷地を通ってお城に行くようにしてあるようです。
教会には壁画が。建てられたのは11世紀頃だとか。
そしてさらに奥へと進んでいきます。メゾッコ城の入口は教会から2分ほど。雪山に囲まれた渓谷にあり、向こうには大きな滝も見えます。雄大な自然の中にあるお城に、さっそく入ってみるとしましょう。
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