[中欧篇] ヴァラジュディン(1)/クロアチア


ハンガリーの首都ブダペストのガソリンスタンドでハンガリーの高速道路の使用券であるヴィニエットを購入し、高速道路E71へと入ります。ヴィニエットは今日1日しか使いませんが、一番短いもので10日間用なのでそれを購入し、フロントガラスに貼り付けます。

高速道路E71号線を2時間ほど南西へと走ります。当初はスロベニアに入ってE653で首都リュブリャナ(Ljublyana)方面へ行こうと思ったんですが、この標識を見るとまっすぐ行けばE65でクロアチアの首都ザグレブ方面にも行けることになります。クロアチアはシェンゲン協定に加盟していないので入国が面倒かなーと思っていたのですが、どうも行けそうなのでクロアチアに入国することにします。

ただ、クロアチアのヴィニエットは購入しておらず、ここから購入できるサービスエリアもなかったので、この標識の22km先のレテニェ(Letenye)というインターチェンジで降りて一般道で行くことにしました。

ところが、レテニェの一般道の国境では「東洋人が高速道路も使わずにこんなローカルなところで何してんだ?」と思われたのか、他の車は20秒ぐらいで通過して行くものの、うちの車だけ別のところに停められて10分近く審査に待たされました。その結果、OKということに。焦ったー。入国審査のすぐ先に併設されていたコンビニ&ガソリンスタンドで休憩。

さて、ここからクロアチアです。クロアチア観光というと首都ザグレブや南部の海上都市ドゥブロブニクに行くのが定番中の定番なのですが、今回はザグレブやドゥブロブニクのほうまでは行かず、以前から行きたかった街に行くことにしました。それがここに表記されているヴァラジュディン(Varazdin)。

国境から一般道で30分ほどで、ヴァラジュディンに到着。子どもたちは児童公園を見つけて猛ダッシュ。

しばらく公園で遊んだ後、とりあえずホテルにチェックイン。このホテルがすごく小ぢんまりしているけれども中世の雰囲気をしっかりと保っているホテルで、とっても快適でした。

ヴァラジュディンの街を歩いてみます。かなり一般的にマイナーな都市な上に、この日は日曜日とあって休んでいる店も多く、とてもガランとしていてすごくのどかです。静かでいいなー。

[追記] 7歳長男にせがまれて右側にあるジェラート屋さんでジェラート買おうとしたら、カードが使えないということで、クロアチアの通過クーナはまだ持っていないので妻がATMを探してキャッシングしました。それが左の旗のかかった所の先なんですが…

[追記] 9月7日にBS朝日で放送された『迷宮グルメ 異郷の駅前食堂 #22』を観ていたら、その妻が使ったATMが旅人役のお笑い芸人のヒロシにいじられていて驚きました。こんなものまで取り上げるんだ!

ヴァラジュディンは首都ザグレブの北方約80kmほどのところにあるクロアチア北部の都市で、1776年にザグレブに行政機能が移るまではクロアチアの実質的な首都で、そのため1991年のクロアチア紛争でもほとんど被害を受けずに古都の街並みが色濃く残されているのです。

ヴァラジュディンのマンホール。VODOVODはクロアチア語で水道管のことらしいです。

かなり暑かったこの日、ペットボトルのミネラルウォーターを飲み干してしまった3歳次男が、お水を見つけてペットボトルを手にしたまま猛ダッシュ。

ありました。中欧の街ではこのように飲料用の水道があちこちにあります。

閑散としているのがまた気持ちのいいヴァラジュディンの街。もっと歩いてみることにしましょう。

[追記] 9月7日の『迷宮グルメ 異郷の駅前食堂 #22』で、ヒロシが鈴をもらったり猫と出会ったり最後に歩いてたりした場所はすべてこの通りでした。

 


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