[イタリア篇] チヴィタ・ディ・バニョレージョに行ってきた。(1)


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ローマからレンタカーを借り、憧れのアウトストラーダ・デル・ソーレを北上することにしましたよ。アウトストラーダとは高速道路のことで、ミラノとローマ、さらにナポリを結ぶ国内最重要路線のA1号線がアウトストラーダ・デル・ソーレ(太陽の高速道路)。日本で言えば東名・名神高速道路みたいなものでしょうか。

ちなみにレンタカーは、昨年フィンランドに行った時にも使ったrentalcars.comで事前予約。ローマからミラノへの乗り捨てで、3歳長男と4ヶ月次男がいるのでチャイルドシートとベビーシート、それにカーナビを借りました。借りる際の受付場所はローマのテルミニ駅構内、車の受け取り場所はそこから3ブロック先のホテルの駐車場内(受付で教えてくれます)でした。大トランクが2個入るプジョーのオートマ車。

利用者が多いのにレンタカーの受付が1人しかおらず、また受け取り場所を探すのも少し難儀し、借りて出発するまでに結構時間がかかってしまったので、レンタカーを利用する方は時間に余裕を持って。

さて、アウトストラーダA1号線をオルテ(Orte)で降り、ローマから2時間ほど車で走ってたどり着いた場所は……

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うおっ、何だこのカッコイイ天空の要塞みたいな場所は!

これぞ、世界に名高い街、チヴィタ・ディ・バニョレージョ。2500年前に築かれた歴史ある集落で、現在では数家族ほどしか住んでいない「死にゆく街」などと呼ばれる限界集落だそうですが、イタリア屈指の名所として注目されている、知る人ぞ知る場所です。今からあそこまで行くのか……。

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というわけで、チヴィタ・ディ・バニョレージョに入るわけですが、あの街に入るにはこの300mほど伸びる橋一つしか方法がありません。なんという絶景。

帰国してから思い出したのですが、映画『ホタルノヒカリ』で、イタリアに行った綾瀬はるかが部長に会うために泥だらけのドレスで結婚式会場に走っていくシーンが、まさにこの道でしたね。

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チヴィタ・ディ・バニョレージョは切り立った崖の上にあり、周囲はこのように渓谷になっています。あたりをパノラマで望めるのもまたこの地の魅力の一つ。

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ちなみに、車で来た方はこのようにチヴィタへの橋の下が有料駐車場になっています。橋の左側から下ると行けます。駐車券売機は橋の下の手前側にあるので、予定時間分のコインを入れ、発見されたチケットを外から見えやすいようにダッシュボードの上に置いておきます。イタリア国内の有料駐車場はだいたいその方式です。手前側には無料トイレが設置されています。

ちなみに交通機関を使って行く方は、オルヴィエートから1〜2時間に1本の間隔でバスが出ているそうで、1時間程度で到着するんだそうです。

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さて。橋を渡っていよいよチヴィタ・ディ・バニョレージョへと登っていきますよ。石造りが何とも良い風情で、ワクワクします。それにしてもいい天気でよかった!

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今回の旅行中は終始抱っこをせがんでくる面倒臭がりの3歳長男も、チヴィタ・ディ・バニョレージョの壮観さに興奮したのか、自分で長い橋を走り、自力で登ってきました。さて、ここが街の入口。中に入ってみましょう。


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