現代の青春の形、映画『漫才ギャング』


深夜に映画『漫才ギャング』を放送していたので、録画して観ました。
上映が東日本大震災直後だったり、監督がネットで嫌われ者の品川祐だったりして
それほど話題にならなかったり酷評されたりしていた映画ですが、
ちょっと気になっていたので観てみると、かなり面白かったです。

相方から解散を宣告された売れない漫才師(=佐藤隆太)が、
留置所で喧嘩っ早い不良(=上地雄輔)と出会って漫才コンビを組むという話。
牢の中で偶然出会った二人が漫才をするという設定自体は、
昔ダウンタウンのコントか何かで観たような気がするのですが、
笑いあり、ケンカあり、恋愛ありと、
やんちゃな青春劇としてなかなか面白くて、結構見入ってしまいました。
品川ヒロシの監督だけあって、作中にはお笑い芸人も多数出ているのですが、
単なるカメオ出演ではなくて全員なかなか見事なキャスティングです。
中でも、立ち塞がる強敵役、千鳥の大悟の存在感が半端ないです。
それを考えると、上地雄輔だけがちょっと浮きすぎかなあという感じ。
ただ、深夜放送はCMが多くてカットされているシーンがあって、
それが問題のラストシーンの謎につながる伏線だったりするので、
「え、結局どういうこと?」という最後だったのですが、
ネットでYahoo知恵袋を見て「そういうことか~!」と納得しました。

コメント