[ポルトガル篇] リスボンに行ってきた。(7)ベレン地区


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ポルトガルの首都リスボン(Lisboa)を壊滅させた1755年のリスボン大地震の被害から奇跡的に免れ、歴史を色濃く残す地区アルファマ(Alfama)。その中心となるのがポルタス・ド・ソル広場(Largo das Portas do Sol)です。ポルタス・ド・ソルというのは「太陽の扉」という意味。中央にはポルトガルの守護聖人、サン・ヴィセンテの像があります。

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ポルタス・ド・ソル広場からの眺め。テージョ川に豪華客船が泊まってますね。

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昔ながらの景観が残るアルファマの路地裏を抜けながら坂を下りていきます。まるで迷路のように複雑に入り組んでいますが、坂があるからとりあえず下がっていけばなんとかなります。

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テージョ川沿いまで下りてきたので、今度はバスに乗りました。バスは1.8ユーロなのですが、10ユーロ札なんかで乗ろうとするとお釣りがないと運転手さんに断られるので、小銭はなるべく持っておきたいもの。

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ということで、バスでやってきたのはベレン地区。初日にベレンの塔と発見のモニュメントに寄ったのですが、そのすぐ近くにあるジェロニモス修道院(Mosteiro dos Jeronimos)へ。ベレンの塔とともにユネスコの世界遺産に登録されている、ポルトガルのマヌエル様式建築物の傑作とも言える有名な建物です。その大きさと装飾の豪華さに圧倒されます。

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あまりに巨大な建物ですが、入口らしき場所がないなあとウロウロしていたら、月曜日は休館日なんだそうです。えー。仕方なく外観をぐるりと見て回りました。

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ジェロニモス修道院の前には、インペリオ広場(Jardim da Praca do Imperio)、ベレン庭園(Jardim de Belem)など広大な庭園が広がっていて、木陰でのんびりしている人たちがたくさんいます。なかなか散策が気持ちいい。

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またリスボン中心部へ帰ります。ベレンからはトラムやバスやタクシーなどいろいろな方法がありますが、鉄道に乗ってみることに。無人駅のベレン駅から乗ろうとしたんですが、最初は切符の買い方が全く分からず、近くのポルトガル人観光客に助けてもらいました。実は券売機はプリペイドカード専用で、切符ではなくチャージだったのです。で、先ほど地下鉄に乗った時に使ったカードを捨てずに持っていたので助かりました。

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たった3駅ほどの短い乗車時間でしたが、リスボンの玄関口とも言えるカイス・ド・ソドレ駅(Cais do Sodre)に到着。


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