企画をゼロから考える方法、『ゼロからの脚本術』


今月の『ビジネス発想源』で取り上げた本は、現代の映像界で大きく活躍する脚本家や映画監督10人による共著『ゼロからの脚本術』。

題名は「脚本術」となっていますが、厳密には脚本の書き方の本ではなく、オリジナル作品を作るための企画やプロットの作り方に対する独自の考えを語る本です。『リーガルハイ』や『ゴンゾウ』の古沢良太氏、『運命じゃない人』『鍵泥棒のメソッド』の内田けんじ氏、『美女缶』『ロス:タイム:ライフ』の筧昌也氏、『勇者ヨシヒコと魔王の城』『33分探偵』の福田雄一氏など、独創的なオリジナル作品を作る方々ばかりです。

オリジナルに強いクリエイターの方々の考え方なので、新規企画や商品開発をする方にとってはいろいろなヒントが見つかります。それにしても、映画やドラマのプロットって、こうやって理詰めで作っていくんですねえ。まるでパズルのような論理力を見ているかのようです。


『ゼロからの脚本術―10人の映画監督・脚本家のプロット論』(誠文堂新光社)


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