ほんの一握りしか生き残れない厳しい世界、『芸人志願』


先月の『ビジネス発想源』で取り上げた本は、漫才作家としてテレビや舞台の構成の仕事を多く手がけ、吉本興業の芸人養成学校であるNSCの講師を長らく務めている本多正識氏の著作『芸人志願』。

本多氏がNSCに入学してくる芸人志望の若者たちにどのようなことを講義しているのか、どのような意識を持つように伝えているのかが書かれている本です。芸人というのはほんの一握りの人しか成功しない厳しい世界。多くの人が夢破れて去っていきます。そんな中、そのほんの一握りの人間になるためにはどんな考え方が必要なのかがよくわかります。想像以上の厳しさです。

ちなみに、この本多氏は同校の入学生だったナインティナインの岡村隆史と矢部浩之のボケ・ツッコミが逆であることを指摘し、また吉本新喜劇で藤井隆をおかま役に指名するなど、何人もの若手芸人のブレイクのきっかけを作った人なんだそうです。


『芸人志願 〜お笑いタレントを目指すキミへ〜』(本多正識氏著/鉄人社)


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