[お城編] 福井県・丸岡城、滋賀県、長浜城



福井県坂井市にある丸岡城。別名・霞ヶ城

北陸にある小ぢんまりとしたお城なので、観光地としては目立たないお城に思われがちですが、
かつては国宝にも指定されていたほど価値が高く、お城ファンからは人気が高い城です。
現在国宝ではない理由は、1948年の福井地震で一度倒壊してしまったためですが、
現在の天守はその倒壊した時の建築材を元の通りに組んで作られており、
一度組み直したとはいえ、現存最古の天守と言われています。


丸岡城を築城したのは、織田信長の家臣筆頭だった柴田勝家の甥、柴田勝豊。

丸岡城のある丸岡町は、「一筆啓上、火の用心、お仙泣かすな、馬肥やせ」という
日本一短い手紙が、初代丸岡藩主・本多成重の父から母に送られたということから、
毎年「日本一短い手紙」コンクールを行なっていることでも有名で、
お城の周りにはその手紙の受賞作などがいろいろと掲示されています。
日本一短い手紙の中にある「お仙」とは、幼名が仙千代だった本多成重のこと。
そして丸岡城は火災で焼失していないというのも、すごいことです。
そう言えば、映画『戦国自衛隊』で出てくる春日山城は、
実はこの丸岡城で撮られていたりします。


滋賀県長浜市にある、長浜城。

織田信長から浅井長政の旧領を拝領した羽柴秀吉、後の豊臣秀吉が立てた城。
『太閤記』では豊臣秀吉が初めて城持ちとなったことで出世の代名詞として、
『功名が辻』では山内一豊が初めて与えられた城として、重要な舞台となるお城。
「初めて城持ちになって、琵琶湖を眺める」という出世のイメージは、私にはとても印象的です。


私は丸岡城に行った帰りに長浜城に寄ったのですが、

近くの彦根市には、ひこにゃんでおなじみの彦根城があり、
彦根城とセットで長浜城を訪れる、というお城ファンが結構多いです。

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